第四回 「森林情報」 講座 開催
今回は岐阜県庁林政課森林調査担当の園山技術主査にお越し頂き、県組織としてのGIS利用について学びました。
森林GISの入力方法は
1 デジタイザによる入力
2 スキャナ計測結果などをラスターベクター変換による入力
3 リモートセンシング技術によるデータ入力
4 ほかのGISからの提供データ入力
5 地上測量の結果やGPSデータの入力
6.航空写真などのデータを直接入力 があることを学びました。
また、GISで扱うデータ:図形情報と非図形情報に分けられる。
ベクターデータは点・線・面などを座標情報で表す。
ラスターデータは画像データに用いられるもので、碁盤の目のように分割した情報
緯度経度座標系はITRF(国際地球基準)座標系、WGS84座標系に分けられる。
GISでもっとも使われるのは局面を平面に投影した直交座標系。
国内で最も利用される直交座標系はUTM座標系(岐阜県は第53帯」と平面直角座標系(岐阜県は第7系)がある。
GISのデータ形式はshape形式であり
1 shp(図形の座標を保存)
2 dbf(属性の情報を保存)
3 shx(図形の座標情報と.dbf(属性情報の対応関係を保存)の3つにより構成されている。
GISは1995年の阪神淡路大震災を契機に「空間データの社会基盤整備に関する提言書」出されて加速度的に重要性がクローズアップされたことを知りました。
GISの現状機能
1 森林地域の修正
2 所有界の修正
3 法規制区域等の登録、修正
4 路網の登録、修正
5 林況の修正
6 リモートセンシング技術の活用、などがある。
次に、岐阜県が作成した「ふぉれナビ」にインターネットでアクセスして、様々な条件で森林を検索してみました。なかなか使い慣れていないと、難しい。とくに縮尺によっては表示されないこともわかりました。
さて、次回は岐阜県林政部の森林GIS中枢部に入って、岐阜県が進める森林情報を学んできます。次回も頑張るぞ~!!
以上、報告 ジリさんでした。