2013年5月29日水曜日

「ワサビ栽培」に挑戦します!



山村づくり講座 実習レポート

今年の「地域プロジェクト実習」テーマは「ワサビ栽培とその活用」です。郡上市明宝のYさんが、地域の方から管理を任された山葵(ワサビ)田で、栽培や新たな利用を試みられるということを聞き、是非、我々も初めから参加させていただきたいとお願いをしたところ、快く受け入れてくださいました。今回は第1回目の実習事でした。以下、学生(1年生)の最賀君が報告します。                         (原島)


車で入れるのはここまで。ここから山葵田まで歩いていきます。

 

 沢を何本も越え、歩いておよそ10分。左手前の鹿除けの網で囲まれた部分が山葵田です。


               




 山葵の栽培には冷たい水が必要です。これは山葵田に少しでも冷たい水を上流から引いてくるために設置したホースです。ホースはかなり太く、これを一人で山葵田より上流まで歩いて10分の距離まで運んだというから驚きです。

 


 少し休憩を取ってから作業開始。まずは作土を耕します。山葵栽培用のくわで、硬くなった作土に隙間を作り、同時にたまった細かい泥を洗い流します。

 

 次に植える場所に縦に溝を作りそこに山葵の苗を植えます。苗は周辺の陸地に自生(もともと栽培していた株からの実生又は分株したものを含む)していたものを使用しました。


 



 植えつけたら、苗が流されないように上流部に石を置いて鹿除け策を設置します。




 すべての作業終了後にYさん(写真の一番右)にこの山葵田管理にかける思いを聞きました。今後は7月にまた山葵田で作業を行う予定です。植えた苗がどのくらい成長しているのかが楽しみです。Yさん、本日はありがとうございました。




  
                                   文責: 山村づくり講座教員 原島