2013年11月5日火曜日

ホンモノ相手に研修! 獣害スープも登場!? 野生動物インタープリター養成コース 



獣害、外来生物、命のつながりの希薄化など動物と人との関係性が今ちょっとズレてきています。

そこで、毎年アカデミーの短期技術研修で行っているインタープリター研修会、
今年は、日本エコツーリズムセンター(http://www.ecotourism-center.jp)
と連携し「野生動物インタープリター養成上級編」を先月末に実施しました。




野生動物と人とのつながりについて、一般の人がなかなか出会いにくい野生動物そのものではなく、よく目にする痕跡などを通してその背景にある様々なメッセージを伝えられるようになるというのが今回のねらいです。




そして最終日には、郡上八幡で実施されている「狩猟サミット」の会場にお邪魔して
「ミニビジターセンター」をオープンし、インタープリターとして動物の糞や骨、食べ痕などの痕跡を使いながらナマのお客さんを相手にメッセージを伝える練習をするのが今回の研修の特徴です。






「見えるもの、感じることのできるものを通して見たり触れたりできないメッセージを伝える」これが、インタープリテーションの基本です。




台風27号&28号が直撃するのでは!?
という最中、北は北海道、南は九州からプロのインタープリターをはじめアツい受講生たちがアカデミーに集結し2泊3日みっちりと研修しました。









1日目は、日本の野生動物をとりまく現状について学んだあと、「何をつたえたいか」「どういうふうに伝えたいか」を話し
合い、インタープリテーションの基本的な考え方を復習しました。

2日目は、さっそく昨日のお題(伝えたいことと伝え方)をもとにミニビジターセンターのためのプログラム作りと、発表をし、まずは研修生同士でフィードバックをしあいました。



受講生ひとりひとつずつプログラムを発表してもらいましたが、素敵なプログラムのが次々と生まれ、発表後の積極的な意見交換により、「互いに学ぶ」空間を作ってました。

インタープリターとして活動する前に、もうひとつ大切にしてほしいこと、それは、「知識や情報ではなく、体験をもとに伝える」ということ。

自然や野生動物を、単なる対象物としてではなく、同じ空間に生きているものとして実感していることが大切であると感じています。


 そこで、アカデミー演習林でえ、寝袋だけでビバークしてもらい、夜の森で動く動物たちの気配や、美濃の町の気配(人の暮らす気配)を体感してもらいました。しかも夕食はカンパンと水のみ!

 しかもこれは非常時用です。中には、こうした体験は初めて!という方もいました。

 夜中じゅう動き回るムササビや他の動物の気配をたっぷりと体感してくれたようです。

 翌朝、6時に起きて集合すると、コテージに暖かいスープとご飯でおかえりなさい。






むさぼりつくように食べる皆さんが食べたこのスープは、別名「獣害スープ」!?
野生動物たちの被害に遭いやすい野菜をたっぷりと入れたスープなんです。

一晩中、森の中で空腹で過ごした研修生にとっては、さぞかし美味しい味だったんでしょうね。つまり畑を荒らす野生動物の気持ちになってもらったというワケでした。


朝食を済ませると一同は郡上八幡へと移動。
150名が参加する「狩猟サミット」の会場でテントひとつの青空ミニビジターセンターを
オープン。昨日まで互いに練り上げたプログラムと、昨晩の夜の森の体験を武器にお客さん相手に活き活きとした顔でインタープリテーションしてくれていました。

おかげさまでミニビジターセンターは大盛況。様々な立場の方が立ち寄ってインタープリターたち(受講生)のインタープリテーションを体験してくれました。

最後に受講生全員でおこなったふりかえりでは、
「お客さんを相手にしてはじめて気づいたこと」についての意見もたくさんあがり、
なかなかよい学びの場となっていたことも感じとれました。




研修会後、日本各地に帰って行った受講生たち。今頃それぞれの現場で活躍していらっしゃるんでしょうね。

また森で寝ましょう。


自然体験活動指導者・インタープリター養成コース
なんちゃってせんせい
萩原ナバ裕作

















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