2日目の見学先は、「まるやま組」による里山での活動だ。お昼には現地食材を生かしたご飯が戴けるとのこと。楽しみである。主催者の「まるやま組」の名称と組織が気になる。
当日は、全国から20人ほどの方が参加していた。朝から畑のタカキビやアマランサスをみんなで収穫。天日干しの稲架掛もみんなの共同作業で行った。
作業後は、金沢大学環日本海域環境研究センター研究員の方を先生に、田圃の横の山に生えていた薬用効果のあるエビヅルや、刈り取りが終わった田圃の水路にいるガムシやゲンゴロウ類などの水棲昆虫を観察して回った。山にも分け入ったが、雨量が少ないために茸が出ていなかった。例年なら出ているとの旨。昼食に花を添えることが出来なく残念であった。
期待のお昼は、まるやま組の活動の中で収穫された地場産の食材を中心に、多くのメニューが並べられた。調理はもちろんまるやま組のメンバーの方が腕をふるっていた。晴れた青空、稲架掛に囲まれて暖かい昼食の場。タデを練りこんだ味噌にクルミだれが香ばしい五平餅、デザートのゆべしなど写真のメニューで腹一杯となった。山に囲まれたゆたかな自然と棚田の風景、学びと癒しの日となった。
山村づくり講座1年 水野三正