コンピュータで地形図上に作業路線形設定
エンジニア科2年生が学ぶ「林業IT」、今回の最終目標はコンピュータ上で作業路線形を
描くことです。
講師は岐阜県森林組合連合会顧問の中島義雄先生とサポートのJIRIです。
最初に平成14年から地球の楕円構造が「GRS80楕円体」となり、GISの世界ではWGS80を
取り扱うことなどを講義。
GISデータはデータが重なった「レイヤー」で校正されており、ベクトルデータはポイント(点)、
ライン(線)、ポリゴン(面)の各データからなることを復習して、前回のおさらいもかねて、GIS
の基本操作を演習しました。
途中で、座標データが「平面直角座標系 第9系(JGD2000)」であることの確認も実施。
だんだん耳慣れない言葉が増えることに、少々混乱気味の学生も発生しました。
最後は前回実施した作業路線形を、再度ラインデータで作図して、総距離や勾配の確認
などをしました。
さて、次回はデジタルコンパスでの測量とGPSデータを組み合わせた、現場重視のより実践的
な実習に入ります。
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。