エンジニア科課題研究内審査
今日はエンジニア科2年生7人の課題研究内審査、2月23日の課題研究公表会で発表できる
内容かどうかを審査します。
今日の発表者は、谷口、畑中、東屋、細江、松原、御船、富樫。
最初の発表は谷口くんの 「コミュニティスペースの緑化」。多くのコミュニティスペースが緑化され
ていない現状から、保育園の公共スペースを緑化する研究成果を報告。
二番手の畑中くんは、「ヒノキ人工林の皆伐地から樹冠幅を生かした管理を考える」と題し、
演習林のヒノキ林調査結果から目標成長を目指すための間伐方法を提案。
三番手の東屋くんは「皆伐放棄地の森林再生の可能性について」と題して、郡上市白鳥町石徹
白の皆伐放棄5年後の林地を中心に、広葉樹の更新可能性を探りました。
四番手は細江くん。彼は「0.25サイズの林業機械を使った生産性の向上」を研究。自分が就職
予定の南ひだ森林組合の木材生産性の高さを検証しました。
五番手の松原くんは、「ニホンジカ等による食害抵抗性スギ品種の可能性」と題して、郡上市白
鳥町の現場で、スギの品種による比較、造林方法による検討などを実施した結果を報告。
日本の野生鳥獣による森林被害のうち約7割はニホンジカによるもの、その現状にどう立ち向か
える可能性があるのかを探りました。
六番手は御船くん、彼は「森林内の緊急時対策」と題して、アカデミー演習林内の林道に設置
する緊急連絡サインを、地元の消防署に参考意見を聞きながら作成する途中過程を報告。
最後に、富樫くんは「仲介業者を介さない原木流通」と題して、木材会社や建設会社、製材所
などへの聞き取り調査を実施し、自宅の林業経営に反映できる可能性を探りました。
さて、課題研究の最終仕上げはこれからです。一般公開される時には皆さんにしっかり
した姿を見てもらえるよう頑張ります。
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。