2015年10月16日金曜日

択伐林の将来を考える

 クリエーター科の林業2年生が、関ヶ原町今須の択伐林を訪れました。

 今須の択伐林は、日本の森林林業に関する英文パンフレット「Forestry in Japan」にも照会され、また、かつては視察者が頻繁に訪れるなど、かなりの注目を浴びていました。その森林を、「究極の森林」であると評価する研究者もみえます。


 しかし今は、択伐作業が停滞し、択伐林型が下層から崩れつつあります。そのため、かつての択伐林施業がしっかりと行われていたときとは、相観や林内の様子がかなり異なると考えられます。


 その一方で、上層から中層にかけての構造は、択伐林型を保っています。それらの林木は、枝打ちがしっかりとなされており、とくに最上層の個体は樹冠どうしが競合する状態にないため、均整のとれた枝張りをしていて、なかなか見応えのあるりっぱな木が多数あります。 これらは、お宝とも言える木々です。


 このような林況と最近の情勢を把握したところで、択伐林施業に関してや、今須地域の今後の林業について、いろいろと議論しました。


 択伐林や択伐林施業を知ることは、一斉林施業を理解する上でも大いに役に立ちます。とくに、長伐期施業を行っていく上で、いろいろなヒントを得ることができます。 学生の視野が広がったであろうことを期待します。

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