初日は、学校のすぐ近くにあるマダケ林の管理をボランティアでされているアカデミーOBの方から
、竹林に関わるようになるいきさつや、現在の状況、将来のイメージなど、丁寧にお話しいただきました。
今回は「竹材の利用」ということで、かご編み材として適したものが必要なため、節間の長さや年齢、竿の太さなどについて、加工・細工に適するような竹を数本選んで伐採しました。
それとは別に、合意されている管理方針に従って、枯れや先端折れ、ひどい傾斜、黄色くなった古い竹の除伐作業を行いました。
翌日は、関市でハチク(淡竹)林を整備利用している別のOBの方に、説明とご指導をいただきました。
このハチク林では、鵜飼の鵜を運ぶ際の「鵜籠」材料を育てています。
こちらは利用サイズを超えてしまった太い竹や、利用サイズに至らなかった細い竹を伐採してゆきました。除伐の作業です。
道路がついていたので、作業は楽に行うことができました。
入る前の姿と比べると、見違えます。
この淡竹林は以前から鵜籠の材料を採取している貴重な場所なのだそうです。現在に至るまで利用が続いているハチクの純林は珍しいようです。
次回の授業では、今回の整備で発生した(選んで収穫した)マダケとハチクの材料を使い、竹かごを編む予定です。
以上報告 原島幹典