2011年10月31日月曜日

生涯学習講座「里山をかんがえる」第2回

本日小雨の降りしきる中、森林文化アカデミー生涯学習講座「里山を
かんがえる」第2回が開催されました。この講座は、里山をよく理解
し、管理や利用につなげていくための連続講座です。

アカデミーで、里山の植物や、キノコの利用について一通り講義を受
けたあと、参加者の皆さんは、関市の百年公園に移動。今度は野外で
「食べられる植物」や「キノコ」について講義を受けました。


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今年は天候の関係か、全般にキノコが不作です。百年公園でも例年よ
りもキノコの種類が少ないようですが、中には下の写真のような木材
腐朽菌の「スエヒロタケ」も出ていて、講座主任の津田から説明があ
りました。スエヒロタケとは縁起の良さそうな名前ですが、希に免疫
力の衰えた人に感染症を引き起こすことがあるそうです(もちろん普
通は大丈夫だそうです)。一方でタイなどでは野菜炒めなどに使われ
ているのだとか。

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植物については、ほんの100mちょっと歩いただけで、30種くらいの
「食べられる」植物をみることができました。「アオキ」や、葉の匂
いが独特な「クサギ」、かぶれるので有名な「ヤマウルシ」などを食
べることができると聞いた参加者からは、ときに驚きの(?)声があ
がっていました。
個人的には後で調べて分かった「キンミズヒキの若芽を天ぷらで食べ
る」という事実が驚きでしたが・・。

里山の生き物について、その利用も含めて学んだ後は、いよいよ次回
最終回、「里山をかんがえる3~里山の整備・利用のために~」、で
す。お楽しみに。