2014年7月31日木曜日

生涯学習講座「ニホンミツバチと暮らす」のご案内


 今年も猛暑が続いていますが、ミツバチ達にも過酷な環境となっているようです。7月での記録的な暑さとなった先週末、アカデミーのニホンミツバチの巣箱で巣落ち(中で作られた巣板が、暑さにより軟らかくなって落ちてしまうこと)が発生しました。急遽、落ちた巣板を回収して、持ちこたえてくれることを期待したのですが、あえなく群れが逃去、巣箱はもぬけの殻となりました。その後、残された巣板から蜜を採取しました。ある程度蜂蜜を回収することができたのは不幸中の幸いでした。
 今回のこの顛末については、あらためてご報告するとして、今回は生涯学習講座についての案内です。



 既にご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、2014年度森林文化アカデミー生涯学習講座として、9/2010/11に「ニホンミツバチと暮らす」と題した講座を、ニホンミツバチ協会さんと共催で行います。
 なお、この企画は2回の連続講座となっており、申し込まれた方は両日ともご参加いただくことになります。詳細は以下の通りです。

対象: 一般の方。親子参加も歓迎します。
定員: 20人(小学生以下の子供同伴歓迎。小学生以下は無料です)
日時と内容: ①平成26年9月20日(土)10:0016:30

「ニホンミツバチの蜜をしぼる」
ニホンミツバチのお話、蜜しぼり、蜜蝋づくり(ハンドクリームづくり)など
②平成26年10月11日(土)10:0016:30
「ニホンミツバチの巣箱をつくる」
巣箱のお話、巣箱づくり、蜜蝋キャンドルづくりなど
場所: 森林文化アカデミー
服装: 白っぽい服装(9/20)動きやすく汚れてもいい服装10/11)、両日とも長袖、長ズボン
持ち物: 手袋、弁当、飲み物、筆記用具、タオル、麦わら帽子9/20のみ)など
参加費: 9/202,000円、10/111,000円。参加費は当日徴収しますが、2回の連続講座を通して計3,000円となります。蜂蜜(約100g)、ハンドクリーム、キャンドルはお持ち帰りいただけます(参加費に込み)。追加で作りたい方は別途追加料金がかかります。また作った巣箱を持ち帰りたい方は別途実費(8,000円)がかかります。




 参加を希望する方はニホンミツバチ協会さん(http://apiscerana.jimdo.com/)のイベント案内ページにおいて明日8月1日午前0時に申し込みフォームがアップされますので、そちらから申し込みください。
 皆さんもニホンミツバチと暮らす生活を始めて見ませんか?

キイロスズメバチ(左上)を警戒するニホンミツバチたち

2014年7月29日火曜日

これで大型建設機械もばっちりだ!

車輌系建設機械の技能講習で実技試験!!
 
 

 車輌系建設機械の技能講習2日目、今日も馬場先生に朝から1時間講義を受け、続いてペー
パテスト、それが終われば実技練習と試験です。

 各務原市の現場で講義を終えて、ペーパー試験35問を全員が優秀なる成績でパス。


 重機に乗る前に、『作業開始前点検』を実施。

 「遊動輪・起動輪・上下ローラー油漏れなし・リンク張り良し」、「エンジン・ラジエター・油漏れ・水
漏れなし」、「ブーム・アーム・バケットシリンダー油漏れなし・バケット良し」・・・・と指さし呼称点検。



 アームをいっぱい伸ばしバケット掘削角度45度にする。
 続いてアームとブームを操作し、バケットで土砂をすくい取り、安全確認後に左に旋回、土砂放土

 これを左右で繰り返します。
 

 土砂をある程度掘削したら埋め戻し、そして実技試験。

 作業開始前点検 → 発進 → 右側作業 → 左側作業 → 出発点に戻る。
 発進から作業終了まで3分30秒完了を目指す。


 全員が実技試験後、馬場先生から全員合格の声。みな一安心して、技能講習終了のカードを
受け取りました。

 さぁ、来週は不整地運搬の技能講習です。みんな、来週も頑張りましょう。

 
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。

古民家リノベ事業プランニング 実践編

古民家リノベーション事業プランニング講座がいよいよ本格的にスタートです。

1回目は、篠山市で実践されている事例を見て、夢を描き、イメージを膨らませていましたが、今回から実物件を対象に、具体的なプランニングがスタートします。

猛暑日の中、参加者の方と対象となる建物と地域を見て回りました。

今回のテーマは「紙郷の里 事業プランニング」です。紙漉き職人の里の美濃市蕨生(わらび)地区の築100年近い古民家を核に地域活性を考えます。
美濃市の伝統文化である美濃和紙がキーワードになります。


初日の午前中は、「うだつの上がる街並み」の視察です。伝建地区に指定された趣きのある街並みですが、蕨生からやってくる美濃和紙の紙問屋で栄えました。
すでに観光地として定着していますが、滞在時間は比較的短く、今回計画する蕨生の活性化によって、相乗効果でさらなる発展を期待できます。


午後からは、いよいよ、課題の物件である建物を調査。篠山から講師の金野さんも合流していただき、目利きを一緒にしていきます。
周辺の町並み調査の段階では、さらに、町並みでボランティアガイドをされている対象建物のお隣の方にも一緒に周っていただきました。さすがに、話もうまく、地区の歴史や風土にも詳しく、非常に参考になりました。こんな方がいらっしゃる蕨生地区の可能性を感じました。


周辺を周っていて気になるのが、蕨生地区の真ん中にある島のような、その名も「中山(大使山)」。
手ごろな大きさが、何とか活用できないか興味をひきました。その下にある廃校になった中学校を含め、地域のポテンシャルを意識しました。


2日目の朝は、参加者の皆さん、岐阜のモーニング文化を体感して、金野さんの実践セミナー。
考えるべき要素をきれいに整理して、示していただきました。やはり、建物だけでなく、地域コミュニティ、人の3つが合わさって計画が成功します。
セミナーの最後には、金野さんの実際のプレゼンも見せていただきました。これで、今回の成果のイメージが伝わってきました。


午後からは、3つのグループに分かれて、具体の計画に入っていきます。
食文化や生活文化をどのようにとらえるか。人や地域のポテンシャルは。建物の活かし方は。などなど、活発な議論の末、各グループの中間発表です。
個性的なプレゼンで、アイデアが止まらないといった発表になりました。

3回目は9月に予定されていますが、オプションで調査の企画も立ててみました。
8月に3回、さらなる地域調査、9月には建物の詳細調査を加え、より事業プランを現実的なものに仕上げていきます。

11月の最終発表会に向けて、各グループで活動していきます。

2014年7月28日月曜日

車輌系建設機械の資格を目指す!

現場でつかえる資格「産業機械2」、作業は安全専一
 

 林業系の学生が目指す『車輌系建設機械』技能講習

  本日は那加自動車学校から教官の馬場さんをお迎えして、9時間の連続講義。

 全員が大型特殊免許を事前に取得しているため、今日と明日の2日間で資格が取得できます。
これに合格すれば3ton以上の建設機械を操作できる。


 建設機械に限ったことではありませんが、作業するには「安全第一」、この言葉の基となった言
、『安全専一を知っていますか?

 大正元年(1912年年)、安全第一運動は古河鉱業足尾鉱業所で始まりました。古河鉱業足尾鉱
業所所長であった小田川全之(おだがわまさゆき)氏は、当時アメリカのUSスティール社のゲーリー会長が提唱してていた「セーフティ・ファースト」の思想に感銘し、それを「安全専一(あんぜん
せんいち)」と名付け、標示板を坑内外に掲示し、従業員の安全意識の高揚を図るなど、わが国の
事業場で初めて自主的な安全運動を始めました。

 
明日は安全第一を基本に、実際の建設機械の操作を実習します。
 
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。
 



 
 

2014年7月27日日曜日

いきなり実践!木育指導者セミナースタッフ体験【二日目】


【二日目】

 

二日目は朝から樹木観察をしました。今回スプーン作りで使っている材、ホオノキを中心に身近な樹を数種類ご紹介させて頂きましたが、樹と木のつながりを感じてもらえていたら嬉しいです。「木も生き物なんだということ、このスプーンも木の命を頂いて作っているということ」言葉で説明するのは難しくても、樹と出会うことで伝えられること、伝わることがあるという考えの元、今回初めてオプションではなく、正規に取り入れたプログラムでした。





 

その後前日の続きで切り出し小刀の成形から入ります。

 



 

スプーンと向き合いながら

渡す相手のことを想いながら

ひたすら小刀とドレッサーで削ります。


 
 
 
 
いよいよラストスパート!サンドペーパーの番数を上げてより目の細かいものへ変えながら磨いていきます。

 

これは私たちもよく感じる事ですが、作業を始めるとあっと言う間に時間は過ぎて行きます。気がつけばもう作業の残り時間僅か!みなさん懸命にサンドペーパーをかけていました。

 


 

仕上げに荏油かクルミ油で塗装をして乾かします。

 


出来上がった作品がこちら!

自分のため、奥さんのため、お孫さんのため、まだ見ぬ自分の赤ちゃんのため。

色んな想いのこもった、世界でたった一つのスプーンです。



 

乾かしている間に最初に作ったペアになってもらい、出来あがったお互いのスプーンに名前をつけあったり、園で教える上での課題等、発表会シートの作成をして頂きました。

 
 

そして発表会!

自分の作ったスプーンを使ってヨーグルトを食べながら、出来あがったスプーンの紹介と、園でスプーンを作る時の課題、感想などを述べて頂きました。

 

「物を作ることの楽しさ、出来あがった時の喜びを再確認することができました。」

 

「始め一本の木の塊を見た時にはここからスプーンが出来上がるまでの完成形が思い浮かばず、不器用な私に出来るのだろうかと思いましたが、だんだんと形になっていくスプーンを見て、どんどん愛着もわいてきました。」

 


「子ども達に伝えていく時にこうやって全工程を作ったという自信があったり、木や樹に対する知識があれば、スプーン作りも木についても伝えられる幅が広がるなと思いました。」

「子ども達がドレッサー、紙やすりで自分で作ったという達成感を味わうことができることもとても良いことだし、誰かに(子ども達の場合は保護者)手伝ってもらうことでここまでできたという気持ちが持てることもすごく良いことなんじゃないかな、と思いました。」

 



「思い通りにならないもどかしさとの戦いでしたが、場面場面で臨機応変に対応していくことの大切さを痛感しました。」

 

「一見気の遠くなるような作業(同じ事ばかりの繰り返し)でも、使う人の事を思ったりしていると意欲的になれるし自分の為でも何に使うため、などの“目標”や“ねらい”があることの大きさ、大切さを改めて実感できたし、保育と同じだなと思いました。日々の生活の中での何気ない毎日や家事掃除など全ての事に“目標”や“ねらい”を持って取り組たいなという毎日の目標をこの制作を通して思い直すことができました。」

 

 

参加者の皆さんからはこのような声をたくさん頂きました。

 

 

まだまだ「伝える」技術の無い私たちですが、その中でそれぞれが自分に出来る事を見つけ、実践し、一つの研修をチームで作り上げて行く、その感覚を学ばせて頂きました。これから先もこういった機会は多くあるので、生かしていきたいなと思います。

また、真剣に子ども達と向き合う保育士さんの姿勢から「仕事」とはどういうものなのか、「木で物を作る」というのはどういうことなのか、今一度考えさせられること・学ぶことの多い研修となりました。

 

木の道具は、自分で直しながら使うことができます。私たちもスプーンを作っていますが、未だ完成していません。食べてみて、持ってみて、少しずつ修正しながら、身体に馴染むように大切に使っていきたいな、と思っています。

二日間、お疲れ様でした!

そして、ありがとうございました。
 
以上、ものづくり講座で一番若い岸田さんのレポートでした。このブログも「伝える」技術ですね。

宮大工の小川三夫さんは、「木のいのち木のこころ」の中で次のように話しています。

「大きなお寺や塔を造るのが宮大工の仕事だけど、こうしてそれぞれの力や性格に応じた仕事がある。それぞれが大事な役目だ。・・・それぞれが自分のいいところを見せて、それをほかの人が学んでいく。こういうのが本当にものを学ぶということやないやろうか。」

講座も同じであると思います。チームで一つのこを成し遂げる。そんな感覚を少しでも獲得してくれたようで嬉しいです。

ものづくり講座 松井勅尚

いきなり実践!木育指導者セミナースタッフ体験【一日目】

 
 
ものづくり講座教員の松井です。
ものづくり講座1年生では、入学して間もなく「木育講座の基礎」という授業があります。
木育は、食育と対となる言葉です。
「食育」が日本人の安全・健康の危機から生まれた言葉であると私は思っています。それに対し「木育」は日本人の暮らし方が危ない・・・つまり、木と共に暮らして来た日本の木の文化の危機であります。そのことを如何に伝えていくか?木でつくる講座を通して、その伝える基礎を学ぶ授業がありました。平行して、「削り出す形」という授業でスプーンづくりの実習が進んでおり、その学びの成果を試す現場でもあります。以下1年生のレポートです。
 


619日(木)、20日(金)の二日間、森林文化アカデミーの森の情報センターにて木育指導者研修の『園でつかうスプーン作り』講座が開かれました。この講座は木育に力を入れている幼稚園や保育園の保育士さんを対象に、園で子供たちがスプーン作りをする時に安全な道具の使い方を教えたり、木と樹のつながりを感じたりしてもらえるような知識や技術を身につけることを目標にしています。

 

この研修に私たちものづくり講座の一年生もスタッフや運営側を学ぶ授業の一環として、参加させて頂きました。





【一日目】


 

 参加者同士の交流を図るため、スタッフも交えた自己紹介から入りました。「名前(なんて呼ばれているか)」「どこから来たのか」「何の木が好きか」この三つのキーワードから話が盛り上がります。そして自分から一番遠い(共通点の少ない)人とペアになって頂き、そこからいよいよ研修スタートです!



まずは抜き打ちテスト!あなたの住んでいる地域の木は何の木?箪笥は何の木で作る?櫛は?などなど。

身近な生活道具であっても意識していなければ何の木で作られているかなんて日常では中々考える機会がありませんよね。私たち学生も、入学当時は知らないことばかりでした。けれど今は木の物を見ると自然と材や構造(作り方)触り心地などを気にするように…少しずつ【ものづくらー】の自覚が出てきたということでしょうか(笑)



木材にはそれぞれ特徴、強みがあります。堅かったり、柔らかかったり、軽かったり、重かったり、水に強かったり、防虫効果があったり。そしてそのことを日本人は昔からよく知っていて、「適材適所」の「材」の字が表すように、それぞれ適した場所に適した材を使ってきました。そんな木と日本人にまつわる話を中心に、午前中は松井先生の木育概論講義でした。



 午後からはいよいよスプーンの作成!スプーンと一言に言っても色んなものがあります。どんなスプーンが好みか、何を食べるスプーンを作りたいか、誰の為のスプーンを作りたいか、四角い材からスプーンの形を削り出していくわけですから、話し合ってイメージを膨らませていきます。



スプーン作りの工程は
墨付け(材に下書きすること)→成形加工(糸鋸盤)→匙面成形(彫刻刀)→成形加工(切り出し小刀)→仕上げ(ドレッサー・紙やすりでやすりがけ)→塗装、と進んでいきます。



それぞれの道具のレクチャーは学生が担当しましたが、まだ私たちも本格的に学び始めて日が浅く、「伝えること」の難しさを学ばせて頂きました。


 



 

おそらくスプーン作りで一番大変なのが、スプーンの顔とも言える匙面の成形です。匙面は口に入れる大切な部分ですので、妥協は許されません。この日はここまでで作業は終了しました。

 

夜ご飯は色んなスプーンを使いながら「食」のお勉強です。

どんな形の匙面なら美味しく感じるのか、持ち手の角度はどうか、など、味わいながら地元野菜たっぷりのカレーなどを召し上がって頂きました。




 

2014年7月24日木曜日

緑の少年団全国大会でツリークライミング

緑の少年団全国大会でツリークライミング体験
 

 来年岐阜県で実施される育樹祭のプレイベントで、『緑の少年団全国大会』2日目が森林文化
アカデミーで開催されました。

 ツリークライミングはもちろん、ジョン ギャスライトさんを筆頭に選りすぐられたリーダー達、15名
彼らが約100人の子どもたちのツリークライミング体験をサポートしました。


 全国各地から集まった「緑の少年団」の子どもたち、昨日から明日までの3日間、岐阜県内で
様々な体験をするメインがツリークライミング。

 森林文化アカデミーではジョン ギャスライトさん(中部大学教授でもあり、ツリ-セラピーの博士
でもある)の指導で、クライミングを体験します。

 最初に「地球は大きな貯金箱」、「木と友だちになろう」というジョンさんトークに続いて、みなで輪
になって、モク木ストレッチ、木の一年を真似しながら楽しく体をほぐします。

 最後は「縄文、じょうもん」と言いながら、可能な限り多くの人とタッチです。


 体がほぐれたら、ツリークライミングの世界へのお招き。

  リーダーたちのレッドアーチをくぐり抜けると、そこからがツリークライミングの次元です。


 グループによっては、ジョンさん自ら子どもたちに、クライミングの指導。
 最初に木に手を当てて「よろしくお願いします」とクライミングする木にお願いします。

 4つのお約束、①カラビナはさわらない、から始まり・・・・・  見つめる子どもたちは真剣そのもの

   なんで、ジョンさんはあんなに簡単にクライミング出来るの?って質問も出る有様。



 岐阜県のマスコットキャラクター みなもちゃんも心配そうに見守ってくれていますが、飲み込み
の早い子どもたちは、最初は戸惑うもののじきにスイスイ登り始める。



 あっという間に、樹上のツリーボートへまっしぐら。

  コナラの樹冠も太陽を透かしてみると、本当にきれい。

    あぁ~、面白いな。もっと長くツリークライミングしたいな~! と子どもたちが言い始める。


 クライミングするのはコナラだけではありません。常緑広葉樹のツブラジイもクライミングしま
した。
 実はこのツブラジイは今まで誰にも見向きされず、放置された雑木林の一員でしたが、今日は
子どもたちのお陰で光り輝いて見える存在になっていました。


 自分たちがクライミングしたツブラジイの前で、ジョンさんやアシスタントの亀川さん(エンジニア
科)2年生と一緒に、記念撮影。

 「木は暖かだったよ。気持ちよかったよ。また登りたい。」などと感想を言ってくれました。


 クライミングが終了したら、ジョンさんから全員に「I Climbed a Big Tree」という証明書をもらい
ました。

 アメリカインディアンは、木を”立っている人”と言って、命ある大切なものと守ってきました。
・・・・・とジョンさんからのメッセージを受け取りました。


 クライミングが終了したら記念撮影。

  毎回、撮影風景は変わりますが、今回の楽しんだ思い出は変わらず残ってくれることでしょう。


 一回目は普通の記念撮影、二回目は少しテンション高く、そして最後の三回目はハイテンション
で、「ツリー」と言いながら記念撮影です。


 さて、来年岐阜県で開催される全国育樹祭、その開催には森林文化アカデミーの涌井学長が
総合アドバイザーとして大きく関わり、学校全体もいろいろと関わっています。
 是非みなさん来年をお楽しみに・・・・・
 以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。

2014年7月23日水曜日

もりもりキャンプ、福島キッズ4日目

今日も新しい遊び、ブランコづくりに天体観測


 福島キッズのキャンプ4日目、今日は午後から岐阜県や愛知県から来た子どもたちも合流する
「もりもりキャンプの第二弾」の始まり。

 これまで朝4時に起きて、ミヤマクワガタ、ネブトクワガタ、スジクワガタなどの昆虫採集や
小川での沢ガニや小魚捕り、ツリ-ハウスづくり等をしてきましたが、今日も新しい遊びが
生まれました。

 その一つが、自力建設の「こならの小径」につくった『まぼろしのブランコ』。7人ほどの子ども
たちが代わる代わるブランコを楽しみました。



 ブランコは学生のイイジマンの指導でつくり、ツリーボート(ハンモック)も設置しました。

 フリークライミング用の「もく木ボード」は女の子にも大人気、担当の学生である亀ちゃんも
急遽増設を試みました。木だと手触りも柔らかくて、イイネ!!


 自作プール担当は、エンジニア科のノンちゃん、アヤカ、ヤエの三人娘とクリエーター科の富井
さん。子ども達と一緒にプールにスライディングして水しぶきを上げていました。


 森の工房横では学生のマッチと、ジュニアリーダーのウッチーとミッチーの3人が
「スモークづくり」のはずが、なんと自分の背中を炙っていたのか?

 でもスモークは鶏肉、明宝ハム、チーズ、シーチキン、豚肉など美味しかったです。


 子どもによっては、学生リーダーのノエが飼っているニワトリのお世話。

 その辺に生えているハコベなどでもニワトリは喜んで啄んでくれます。これが何とも面白い。
12羽のニワトリは空を飛び、はね回る。これが子ども達にとっては興味深い。


 さぁ、夕方6時過ぎに、待ちに待った夕食の時間。
 今夜の主食はあんかけ焼きそば、あんには豚肉やシイタケ、野菜類がたっぷり。他にトマトや
キュウリのサラダ、ポテトサラダ、なすのお漬け物。


 各自が自分が食べる分だけとって行きます。

 麺を大盛りする子や、あんをかけない子、トマト嫌いな子、子どもによって嗜好はさまざま。

 中には3回お代わりする子もいました。


 食事が終われば、次はスイカ。 多くの子どもたちがスイカ好きで、みな走って取りに来ます。

 中には、スイカの皮をどれほど薄くするまで食べられるかを競う子どもたちも現れる。
 この手のひらの上のスイカの皮は、ものすごく薄い。これは最高記録だ!!

 他にも、ダッジオーブンで焼いた丸ごとカボチャも大人気、普段はあまり食べないカボチャも
キャンプでは美味しく感じる。


 食事が終われば、食器洗い。最初に新聞紙で使った容器をふき、米のとぎ汁で洗い、
次の水槽ですすぎ、そして次の水槽でもう一度すすぎ、これにて完了。
 


 さて、7時20分頃、ナバさんと一緒に森林文化アカデミーの森に棲むムササビ゙を見に出かける
子どもたちは、森のことやムササビのこと、観察のし方などを学び、懐中電灯を手に山に向かって
行きました。

 ムササビくんは、グググ・・・と鳴いて、空中を滑空したのでしょうか?


 ムササビを見に行かなかった子どもたちは、入浴してから天体観察。

 今回は森林研究所の古川部長さんが天体望遠鏡を持参して下さり、「土星」観察を指導して
下さいました。子どもたちは、「初めて見た。 輪っかがあった。 きれい。」などとそれぞれ
感動を声に出す。土星観察は午後8時から、本当にきれいに見えました。


以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。