2011年7月31日日曜日

「日本の夜明けやぁ~!」丁張り(自力建設2011:森のインターチェンジ)

建設予定地の樹木伐採が昨日終わったので、本日はいよいよ丁張り。
工事着手の前に、建物の正確な位置を出していきます。
これが正確に出来てないと基礎がまともに打てないという、非常に重要な作業。
我々だけでやるのはいささか荷が重い、ということで、プロの指導を仰ぎます。地元美濃市のベテラン基礎職人の平田さんです。二期生の自力建設からお世話になっています。
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杭打ち一つとっても、素人の我々とは、音からして違います。
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トランシット(測量機械)の設置の速さも、雲泥の差があります。
「まあ、これが1分で設置できるようになったら一人前やな」
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1分どころか、10分20分経っても正確に設置できず・・・
早く設置して測量を済ませないと日が暮れてしまう!
ズレを直したらもっとズレてしまった、という負の連鎖が十数回続き、
人事不省に陥りかけていた午後7時前、ようやく正確な位置が出たのでした。
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「日本の夜明けやぁ~!」(意味不明)

西日の夜明けを見て満足した我々は、意気揚々と帰途に着きました。
真の夜明けはまだまだ遠そうです。
記:伊東(木造建築講座1年)

日本初! 森のようちえん指導者のための安全講習会

去る7月16日~18日、「森のようちえん」の指導者を対象にした
安全講習会を実施。

東は神奈川、西は広島まで、全国から21名の指導者が参加し、
活動中に起こりそうな、水辺での事故、危険植物による事故、
野外での救急法およびリスクマネジメントについて学びました。

「野外」「幼児」に焦点をあて、しかも3日もかけて安全講習を実施するのは
日本でも初めての試みです。
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1日目の水辺編では、川に流される体験を通して川の流れの特徴を体感したり、ペット
ボトル等身近なモノを使って浮く体験をしたりしながら川での救急方法を学びました。
頭で考えるよりも体感、実感することを通しての学びに皆さん納得していたようです。
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2日目の危険な動植物編では、危険な植物や生き物を実際に見ながらアカデミー周辺を散策
しました。受講者は、普段見ている身近な植物が実は有毒であることに驚いたり、危険な
植物だけでなく薬草としての利用方法を聞いたりと、ただ危険な植物を避けるのではなく
知ることで、グッと植物との距離を縮めることができたのではないでしょうか。
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3日目は、野外での救急法と、その考え方、そして自分達の現場での救急マニュアルづくり
を行いました。今までの複雑な救急法ではなく、単純化した救急法を学ぶことでだいぶ現
場での心構えが出来た様子でした。自分達が普段使っている救急箱の中身を講師に見せた
とたん、半分以上必要ないものであることに気づけたり、普段の現場に合わせたマニュア
ルづくりができたことも好評でした。

森のようちえんという素晴らしい活動を支えていくためにも参加者からのフィードバック
や反省を活かして、今後より中身の濃い研修会に改善していけたらと思います。

参加いただいた皆さん、ありがとうございました。
��萩原・ナバ・裕作)


第8回 施業プランナー養成基礎研修

第8回 『施業プランナー養成基礎研修』の開催

森林文化アカデミーでの森林を集約化するための施業プランナー研修も夏本番!!

今回で第8回目です。今回の講師は森林文化アカデミーの横井教授、森林整備課技術支援担当の池戸技術課長補佐、長屋主査、そして事務局の下野主査と川尻です。


今回は関市上之保地内の2林班で事業計画を立てます。ここは研修生自身が第3回研修で測量や林分調査をした現場です。
一般に山の区分は林班、小班などと分かれていますが、一つの林班がおよそ30haと考えて、経営計画上必要な50haを目指して、2林班の計画を立てます。

研修生18人は各々4つのグループに分かれて、そこに岐阜県職員の普及員さんも入り、時々講師陣が巡回しながらアドバイスやヒントを提供する。

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森林計画図、空中写真、森林簿をもとに議論を重ねます。

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資源量はどれほどか、作業路はトラック道かフォワーダ道か、作業に要する日数と見込まれる生産量はどれほどか。議論はつきません。
実際の職場でもこんな雰囲気で相談できると良いのですが、現実的には一人でのやっつけ仕事となることが多いようです。

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各グループの発表です。自分たちは計画した作業路などは張り出した図面上で説明し、その他の細かなデータはパソコンのエクセルデータから読み返しながら発表しました。

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参加者全員が発表を真剣に聞く。作業路の考え方は千差万別。
真剣に考えれば考えるほど、」難しいものだと、みな納得。

川尻秀樹

2011年7月30日土曜日

休み前の講義

ものづくり研究会のブログを更新しました。

画像をクリックするか、下記リンクからご覧ください。

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ものづくり研究会ブログ

ものづくり講座 遠藤

疲れた後の麦茶は無敵だ!(自力建設2011:森のインターチェンジ)

アカデミーは夏休みの入りましたが、自力建設は夏本番です。
他の分野の授業がない分、ブログ更新が自力建設にかたよりがちになるのはご了承ください。

今日は朝から松の木の伐採です。

当初、5本の松すべてを切る予定でしたが、3本を切るだけで大丈夫と言うことになりました。


木が建物の屋根に当たらないように木にテンションをかけます。
木を上るのは危険だったので棒をロープに巻き、枝に引っ掛けることに。

ひたすら引っかかるまで投げるこの作業がなかなかうまいこと行きません。
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何回も何回もロープを投げ、やっとひっかかりました。

さっそく!ワイヤーをかけ、チェーンソーGOです!
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少し角度がついた木を
ひねりながら~~~~
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倒れました!
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ギャラリーも総立ちですね!多分、施業プランナー研修に参加されている林業のプロの方です。
みなさんひやひやだったのでしょうか。笑
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これでなんとか一歩進めました。
忙しい合間を縫って伐採作業をしていただいた先生、TAさん本当にありがとうございました!


枯れた松の利用方法も検討中です。
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作業している合間にもチョコチョコ顔を出してくれたお友達もいました。
見学や少し話したり、おやつの時間来てくれたり、遠くから手を振ってくれたり、スタジオに戻って「お疲れ様!」と労ってくれたり、差し入れくれたり…
それだけで十分疲れが吹っ飛びます。  人が恋しくなるんですかね。笑
なので、いつでも声をかけて下さい!ひやかしに来てください!

作業後に色気を出す女性もいます。
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作業後になぜか麦茶の紙コップまでまでかっこよく見える先生もいます。
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明日はいよいよ着工です。
朝の9:30からやっております。
総立ちしてくれるギャラリー募集中です。

2011年7月29日金曜日

山人(やまんちゅ)キャンプ最終日

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一日の元気は朝ごはんから。
今日も山遊びをがんばるぞ!
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昨日みんなで作った「山の神様」
いろいろなカタチの神様がいます。
乗っかることのできる神様もいます。
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あっという間の5日間でした。
毎日やったことを振り返っています。
みんな山を身近に感じる「山人・やまんちゅ」
になれたかな。

服部副学長

水のわなげ

木について学びつくる親子木育講座「木のおもちゃづくり」が今年も開催されます。

さて、今年は何をつくるかというと・・・。

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「水のわなげ」です。
夏といえば水遊びということで、水場で遊べるおもちゃです。
水に浮かべるだけで普通の輪投げよりずっと難しくなります。
輪も水に浮かぶようにビニールチューブです。
輪の大きさによっても難易度が変わります。
みんなで浮かべて対決してみては?使わない時は壁に掛けてインテリアやフックとしても使えます。

開催日:8月27日(土)
対象:年長児から小学3年生までの子どもとその保護者
定員:10組20人
開催場所:岐阜県美術館「実習棟」

※お申込は8月7日までに岐阜県美術館(TEL:058-271-1313)へお願いします。


木匠塾プレゼン(自力建設2011:森のインターチェンジ)

地鎮祭の次は木匠塾プレゼンです。

自力建設とはいえ、僕らは素人の集まり。
作業なんて無理。
ということで中津川にある「職業能力開発校木匠塾」さんに材の刻みから建て方までお世話になっています。
��期生のころからお世話になっているとのことで、もう10年です。

��木匠塾さんに関してはHPを見てください。 http://www.mokusyou.com/ )

結局、出発ぎりぎりまで模型作ったりしてました…

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2日ほどまともな睡眠を取ってなかった4人はふらふらでしたが、お昼にステーキを食べ元気いっぱい!!


さぁ木匠塾へ。
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建物はRCでしたが、ちょくちょく手作りの木製品が。
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さすがです。

そんなプロを目指す人にプレゼンするのはやはり緊張します。
お互い自己紹介もしましたが、緊張は取れず・・・

小原先生のアカデミー紹介をはじめにし、いよいよ本番。

コンセプトや概要をしゃべる棟梁。いつもどおり安定した口調です。さすが!!
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敷地説明をする僕。伝わっただろうか?
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構造担当のうらら。専用の冊子を作ったくらい重要な部分。でも理解はできません。
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材料、基礎担当のけいちゃん。基礎のことならけいちゃんてくらいがんばってくれています。基礎がしっかりできてないと建物が壊れてまうので、足元ですがすごく重要!!
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というような役回りで発表しましたが、ちゃんと伝わったでしょうか?
質問も飛んできて一瞬焦りましたが、アドバイスやできるでしょうといったあたたかい言葉でほっとしました。
ただ、今回で気づいたのは加工のしやすさも重要ですが、建て方を考えていないと組み上げに非常に危険が生じるんだと気づかされました。

経験が少ないだけに、見落としがちなポイントです。


そんなこんなで、意見交換はしっかりとできたと思います。
これからは加工図面を書いたり、基礎の工事をしたりとどたばたがありますが楽しくできそうです。
木匠塾の皆さん、よろしくお願いします。

帰りに学校を見学させてもらい、特に継ぎ手の模型に興味津々。
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��9日は朝9:00から松を伐採します。
興味のある人は見学にどうぞ。



地鎮祭(自力建設2011)

地鎮祭を行いました。
早朝に準備していたときはザザ降りだった雨も止み、外でちゃんとやることができました。

学長・副学長・先生方・クリエータ科の友人、これからお世話になる田口さん、平田さんに来ていただきました。
そして、敷地の向かい側でナバさんとキャンプしていた小学生達も参加です。
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地鎮祭は敷地に建物を立てる作業が無事に行われていくことを祈願するものです。
敷地の4隅に竹を立て、縄をまわしていきます。
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北を正面にして、台を設置し、酒・水・洗い米・塩・山のもの・海のものを備えていきます。
お酒などを持ってきていただいた、先生や先輩方ありがとうございました。
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そして、いよいよ祈祷が始まります。
今回は二礼二拍手一礼でやりました。
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そして、4隅と真ん中を順に周りお酒・水・米・塩をまいてお祈りをしていきます。
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そしてお祈りが終わったあとは、来ていただいた皆さんにお酒を振舞います。
今回は飲めない方が多いので水で乾杯です。
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供物はその日に食べると体が浄化されるということで、あとでおいしくいただきましょう。

いよいよ、作業が始まる雰囲気になってきました。
来てくださった皆さん本当にありがとうございました。
これできっと作業も楽しくできると思います。

地鎮祭は終わりましたが、その後基礎に使うスギ板を田口さん平田さんに確認してもらいました。
もともとはフォリーの壁だった板。
躯体は腐り取り壊しましたが、板はまだいけるんじゃないかと目をつけて残してあったんです。
そして、見てもらった結果とてもいい材だということで、スギ型枠の基礎が実現できます!!

形は違うけれども、これでフォリーの記憶がとどめられるのではないかなぁと思います。


とりあえず木匠塾にプレゼンに行かないといけないので、必死に作業です。

2011年7月28日木曜日

山人(やまんちゅ)キャンプ4日目

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毎日1回は雨が降った今年のキャンプ。
大雨警報が出る日もありましたが大丈夫でした。
このキャンプ村の風景も明日までです。


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午前中の行事が終わり一休み。
子どもたちは元気、元気。
スタッフのお兄さんたちはオツカレです。


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今日の昼食は「山人焼きそば」。
「かまど」で火を起こします。
揉んだ杉の皮や板をナタで細くしてマッチで火をつけます。


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竹を削って焼きそばを食べる「お箸」を作ります。


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ゴチソウサマでした。


��服部副学長)


2011年7月27日水曜日

休みも大事(自力建設2011?)

大事なことメモ、ポストイット達の中で一際目を引くワード。
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「寝るタイミングのがすな!!」



ちなみにこの机、右斜め45度の女こと、われらの構造担当の机です。

そうなんです。
建築に限らずですが、何をするにも体が資本。
休息こそ、大事な大事な義務なのです。

でないと、最近は歯磨きまで学校でするようになった我々、建築廃人になってしまいます。(By 伊東棟梁)

伐採始まる(自力建設2011)

本日、いよいよ建設予定地に生えている樹木の伐採作業が始まりました。
とはいえ我々は伐採に関しては全くの門外漢なわけで、今日の主役はこの二人。
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林業の杉本先生と、TA藤井さんです。
天気は生憎の雨、しかも周囲に木が多く、建物もあるという難条件の下で、
慎重に、しかし手際よく、作業は進みます。
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学長まで応援に来て下さいました。
ありがとうございます。
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作業が終わったところで、みんなで一息。
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伐採は今日で終わりではなく、次回に続く予定。
これが終わると、いよいよ穴掘りが始まります。


おまけ:サービスショット「くつろぐ杉本先生」
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記:伊東