2011年12月27日火曜日

ぎふ家づくりの本

��011年版「ぎふ家づくりの本」が発売されました。
特集記事「地震災害対策と知恵」にQ&A形式で木造住宅の耐震性についてお話しをさせて戴きました。

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また、アカデミーの卒業生が就職している企業が数多く掲載されていますし、アカデミーの卒業生も顔写真付きで掲載されています。例えば、「夢を託せるパートナー」として出ています。
・・・アカデミーの卒業生が頑張っている姿を確認できると嬉しいものですね。

本書は一般向けの本ですが、いろいろな専門的情報をかみくだいた情報や岐阜県における補助制度などもまとまって掲載されていますので、建築実務者にとっても参考になると思います。

2011年12月26日月曜日

生涯学習講座「遺伝資源の保全と利用」の参加者を募集します

今年も残り少なくなりましたね。

美濃市では昨日から今朝にかけ、雪が降り、アカデミーも朝には15センチ以上の積雪がありました。

雪が降るということはやっぱり寒いですね。。。
でも、この冬をぬけると春がやってきます。
アカデミーからは春に向かってこちらの生涯学習講座をご紹介します。

来年1月27日(金)の18:00から
生涯学習講座「『遺伝資源の保全と利用』天然林における遺伝子の流れと少花粉スギ・ヒノキ品種の利用」を開催します。

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この講座では樹木の生態や利用に関する最新の遺伝的研究を紹介します。
「天然林における遺伝資源の流れ」と「少花粉スギ・ヒノキ品種の利用」の二つのテーマで行います。

「天然林における遺伝資源の流れ」では、シデコブシやハナノキなどの岐阜県と馴染みの深い樹木や、ブナやサクラなどの日本の森林の花粉や種子を介した遺伝子の流れや遺伝的多様性に関する最新の研究を紹介します。


「少花粉スギ・ヒノキ品種の利用」では、林木育種の観点からの花粉症対策の現状や、少花粉品種の増殖、新品種の開発に関する岐阜県や全国の研究機関による最新の研究を紹介します。

講師は森林文化アカデミーの教員と岐阜県森林研究所の研究員です。
研究内容はもちろん専門的ですが、一般の方にもわかりやすくお伝えします。

講座は「アフター5講座」のスタイルで行いますので、夕方以降2時間程度の開催です。
また、県内にお住まいでも、アカデミーのある美濃市は少し遠いな、と思っていらした方にも是非ご参加いただければと考え出前講座で行います。(今回は東濃市域での開催です。)


講座名:「『遺伝資源の保全と利用』天然林における遺伝子の流れと少花粉スギ・ヒノキ品種の利用」
開催日:24年1月27日(金)
時 間:18:00~20:00
場 所:セラトピア土岐(土岐市)
定 員:15名(抽選)
参加料:無料
申込期限:1月13日(金)

お申込はこちらから(ハガキ・FAXでも受け付けます)
チラシはこちらからどうぞ


寒波が街にやって来た!(自力建設2011)

総合デザイン実習のため、1週間ぶりの自力作業となりました。

大寒波のうわさを聞き、やばいやばいと焦りつつも、ひたすらに地味作業・・・

屋根になるツインカーボを切り・・・

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それをとめるフラットバーを切り・・・

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地味地味してましたが、ふと外を見ると寒波どころか晴天ではないですか!
すきっと晴れた、ぽかぽか陽気。
いいな・・・お昼寝がしたいな・・・

そんなことを考えている場合ではありません!
寒波が来る前に、屋根を葺く前に、我々にはすべきことがありました!

そう!オスモ塗り!!

前回少し塗り残していた部分を、伸ばし伸ばしにしたまんまになっていたんですね・・・
塗料が良く乾く晴れ間、チャンスは今しかない!

というわけで日暮れ時間との戦いです。
現場で作業が出来るのは、片付けも含めて明るいうちだけ。
屋根の上に久しぶりに登った足はすくみあがり、さらに下から吹き上げてくる寒風に身もすくみます・・・が、刻一刻と日の入りは迫ってきます。
というわけで写真を撮る余裕も無く、文字のみでお送りします。

必死で塗っていると、スタジオのS先輩が様子を身に来てくださいました!
ヘルメットをつけ、屋根の上まで登ってきてくれ、すくむ私達が乗る屋根をなんとゆすり始めるという陣中見舞い付き。
いろんな場所でゆすり、なるほどスパンの長いところは良くゆれるねと構造の見地からのご意見を賜りました。
先輩、覚えていやが・・・ゴホン、ありがとうございました!
でもやっぱり様子を身に来てくれるのは、嬉しいものですね。
作業にも力が入ります!

少し塗り残しましたが、なんとか日暮れまでに次の作業へスムーズにうつれるほどには塗り上げることが出来ました。
材も本体も作業を進めることが出来て充実した作業日になりました。


それでも日が暮れると一気に寒くなり、手も足も氷のよう。
あたたかなスタジオへ帰ってこれてようやく一息・・・のところに、なんとB先輩からの差し入れが!!!!
できたてほかほかのそば飯は、冷えたお腹も心も温めてくれました・・・。
夢中で平らげてしまったので、これまた写真を撮り忘れましたが(><)
ありがとうございます!!!


先輩方にもたくさん支えられての自力建設。
なんとか先輩達の卒業式までに竣工したいところ。
そのためには今年中に大屋根をかけたい・・・!
連休空けての作業は、そんなスリルと盛り上がりを見せる屋根葺きです、乞うご期待。
ぜひ森のインターチェンジまでお越しください。




記:クリのイガの上で滑ってこけて脛がトゲトゲ、山本。(木造建築講座1年)

2011年12月25日日曜日

星を見るための空間

今年最後の授業は、総合デザイン実習でした。
この授業、さすがアカデミーと手をたたきたくなるようなもので、実際にお施主さんを設定し、現場まで調査、グループに分かれて設計、3日後に模型と図面でお施主さんにプレゼンというなんとも過酷なスケジュール・・・!
さらに今回は実務をやってらっしゃる方も参加してくださり、ますますアカデミーならではの実践授業。
過酷ですが・・・燃えますね。

ということで参加者11名の総合デザイン実習始まりました!
最初に課題説明があり、そのあと美濃よりもっと北の敷地へ調査+お施主さんへのヒアリング。


その過酷な日々の詳細は、過去のブログでぜひご覧ください・・・。

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精も魂も尽き果て、でもとてもありがたい経験をのこして幕をとじたデザイン実習後は、お施主さんから差し入れていただいたリポビタンゴールドで乾杯!!
最終日はまともにご飯を食べられなかった徹夜明けの身体に・・・沁みわたりました。

更に辻先生の奥様からいただいたお灸をすえました。
ほとんどの者が初体験で、疲れきった身体にこれまた沁みるお灸に、スタジオお灸ブームの到来の予感。

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更に更にこの3日間の我々の身体を支えてくれたといっても過言ではないのがこちら。

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北海道倶知安町生まれの廣田先生より、ご当地名物「おいしいあめせん」!!
ジャガイモの粉で作ったおせんべいに、なんと水あめをこれでもかと挟み込んだこのお菓子。

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一噛みごとに顎の動きが捕らわれてゆく新食感に、スタジオ一同・・・

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このような顔になりました。笑



記:先輩のブログに見事に乗っかった、山本(木造建築講座1年)

2011年12月24日土曜日

木造建築の総合デザイン設計実習~怒涛の3日間~

��2月19~21日の3日間で行われた「木造建築の総合デザイン実習」
前回ブログで紹介した初日の様子。怒涛の残り2日間もご報告。

現地調査を終え、調査内容から情報を共有。3つのチームに分かれた後は、各チームでの取り組み。初日は各チームでそれぞれの時間で終業。


私の所属するチームBでは、まず最初にお施主様ヒアリングで感じた事や、大切だと思う事を出し合い、何を求めているかを徹底的に話し合いました。

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私を含めた4者だけでも同じことを感じていた部分や、感じ方が違った部分があり、それらをどうまとめて行くか、またどの様に表現すれば、より伝わり易く共感を得て貰えるだろうかが焦点。


お施主様の話からは、建物だけでなく広大な周辺敷地(2070m2)についての提案が求められていると認識して、それを突き詰めて考える事が、今回の提案のコアになると共に、コンセプトにも反映されました。

話し合い→プランニング→チーム内プレゼン→意見交換を3回程繰り返し、4者が納得出来る周辺敷地も含めたマスタープランプランが完成。

��日目に、そこに至るまでのスケジュールをたてましたが、実際には大幅な遅れ。2日目の午後になっても方針決まず(汗)3チームの中でもダントツで遅く、逸る気持ちを抑えながら作業を進めます。

余裕のない中での、チームディスカッションとプランニングでしたが、振り返ってみればお互いの意見を相手に伝えながら、プランを練り上げていくこの時間が一番苦しくもあり楽しくもある、今回のデザイン実習の醍醐味だったように感じます。勿論その時は、そんな余裕は有りませんが(笑)


��日目の10時からは今回設計を行うにあたっての参考講義として横井先生より「岐阜県の森林と林業について」、午後1時から、林政部の中通さんより「岐阜県の木材産業」、スタジオ辻先生から「建築環境総合性能評システム(CASBEE)」についてのミニ講義。

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外部の方も参加されている為、講義内容は聴き覚えのあるものも多くありましたが、分かっていても忘れている事や、コンセプトのヒントが沢山あり、その中からいくつかを設計プランに取り入れました。


とてもハードなスケジュールの3日間。そんな中でも楽しみだったのは、心も身体も温まり、お腹も満たされる美味しい差し入れ。

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お世話になっている兼定大工さんのご実家から、丹波のおでんと郡上の煮豆。スタジオ同級生の旦那さんであり、ソウルメイトの北ちゃん特製カレー。その他にもテーブルには漬物や加子母の唐味噌が並び、盆と正月とクリスマスが一緒に来た食卓。それらを前にして、迷い箸の多い私(笑)。


食後も作業に励む各チーム。得意の模型に励む、チームAのツッツーの後ろに見える時計の針は3時45分を指してします(もちろん午前)。早朝4時半の4者打合わせには、構造サポートして下さった構造設計の方も出席。

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小原先生の教え子で、実務に取り組まれている方が構造サポートをして下さった今回の実習。皆さんのおかげで、どのプランも構造的にも現実可能なプランが出来上がりました。


年末の忙しい中でも、真摯に実習のサポートをして下さった皆さん、本当にありがとうございました。

殆どの参加者が不眠不休で行ったプレゼン準備(チームBはみんな代わりばんこで寝ました。中でも私は1時間の約束で家に帰り、3時間後にスタジオに戻るという失態。チームのみんなゴメンナサイ)


午後1時からお施主さんの前でプレゼンスタート。改築・増築・新築が提案され、各チームがメンバーの個性を目一杯に出したプレゼンテーションを展開。

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真剣な眼差しで発表に聴き入るお施主様(中央)と、それに負けじと白熱したプレゼンを展開するチームC。既に発表を終えている2チームのメンバーは、フラフラになりながら聴きました(笑)

全てのチームの発表が終わり、お施主様と講師の先生方より労いの言葉と講評を貰いました。この実習ではコンペ形式で、お施主様に気に入ったプランを1つという事で開催されましたが、甲乙つけがたく結果は三者引き分け。

最後に参加者から住まい手さんに、この3日間で感じた事・学んだ事を一言づつコメント。私は3つをお話しさせて頂きました。

��、普段は中々プランニングする事が出来ない、大きな敷地でランドスケープから提案する事が出来た事。

��、予算150万円という非現実的な予算から考え始めた事で、建築だけでなく周囲の施設建設時も含めて、普段では思いつかないようなプランを提案出来た事。

��、チームで設計する事で、自分の中で出来てしまっている発想の限界を越えた設計が出来た事。

本当に身体に堪えたデザイン実習。クタクタに疲れ果てましたが、それ以上に他ではない貴重な経験が出来た3日間でした。

しかし、自力建設といいデザイン実習といい「他には出来ない貴重な体験」程、もう2度としたくはないと思うのだろうか・・・(笑)


加子母っ子  中島 創造(木造建築スタジオ2年)


2011年12月23日金曜日

「里山カレッジ」~納屋ツアー&里山ミュージアム・シアターの2日間~

12月3(土)~4日(日)の二日間、郡上市明宝の明宝歴史民俗資料館を主会場に、「里山カレッジ」が開催されました。「明宝は元気だ!」という評判をよく聞きますが、明宝ハムやトマトジュースで有名なほか、最近は「鶏ちゃん」や「奥飛騨カレー」をひっさげてB1グランプリにも出場するなど話題には事欠きません。そんな明宝への移住希望者や交流事業をつうじた明宝ファンは多く、今回はそんな明宝ファン(隠れファンも)とともに「里山のほんとうの豊かさ」を実感する特別プログラムでした。
主催は交流・移住促進を推進するNPOふるさと郡上会、そして企画運営は地元の自然学校・山と川の学校と地域交流団体・栃尾里人倶楽部、そして交流会の料理提供をしたのは元気なお母さんグループのビスターリ・マーム。森林文化アカデミーは「山村づくり講座」の授業として事前調査やプログラム企画をお手伝いし、当日はIP研究会の学生が運営スタッフとして加わりました。

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��1日目)納屋ツアー
農家の納屋はいわば「楽屋裏」です。最新の農業機械と今は使われなくなった農機具、一家で大切に伝えられてきた儀式や行事の用具類と子ども達が幼かった頃に使っていた生活雑貨など、
過去と現在/ハレとケ/明と暗を暗示する物々が、一見すると雑然と並んでいます。
山と川の学校校長の三島真さんの導入レクチャーと農家のご主人へのインタビュー型解説で始まった「納屋ツアー」。お訪ねした3軒の農家で、私達は各家庭の“たっつき(生業)”を支えてきた道具の数々やその使い方を教えていただきました。水汲みに使う「担い棒」の担ぎ方や畑の畝起こしをする「鍬」の使い方などは「やってみなけりゃ分からない」体験でした。自然への働きかけによって生活資源を得てきた里山の暮らしぶり、家族みんなが役割を担って生きてきた里山の家族のライフ・ヒストリーを垣間見せていただきました。

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��2日目)里山ミュージアム・シアター
1日目の体験を共有し感じたことを表現するために、2日目は即興演劇(インプロ)の手法を使ったワークショップを行ないました。名づけて「里山ミュージアム・シアター」。エコミュージアムの研究とインプロの経験がある嵯峨が企画進行を担当しました。
とはいっても参加者全員はインプロ初体験。そこで2つの要素~道具の使い方と身体の動き(ムーブメント)、道具にまつわる暮らしの記憶(ストーリー)~に焦点に絞って、各人の体験や感想を出し合い身体も使って表現するプログラムを全員で行い、最後に2人の語り手(明宝での体験/日常生活の体験)が交互にショート・ストーリーを語りながら、そこへ即興で動きを付けていくという舞台構成で発表会を行ないました。リビンク・シアターという即興形式の応用なのですが、都会から里山を訪れる交流者たちの「日常と非日常」の間をゆれる思いが、少しは共有できたように思います。

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「自然と人をつなぐ仕事をしたい!」そんなコースが誕生します。

岐阜県立森林文化アカデミーに来年度から新コースが誕生!
��転送大歓迎!)
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「自然体験活動指導者・インタープリター 養成コース(2年制)」
********************************************************************************
「自然と人をつなぐ仕事をしたい!」そんな方のためのコースです。
��年間の徹底的な実践カリキュラムで、現場スキルを習得できます。
��チラシはこちら→ http://gifu-mori.org/?p=1207

自然学校スタッフ、インタープリター、森のようちえん指導者、
エコツアーガイド、プレーリーダーになりたい方にオススメです。
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��自然体験活動指導実習
��インタープリテーション実習
��森のようちえん実習
��パーマカルチャー実習
��フィールドワーク     など魅力的な科目がいっぱい。

恵まれた環境と充実した施設を活用して、
学校の中に「森のようちえん」や「プレーパーク」も活動中。

さらに自然教室や自然観察会、出前授業を授業として頻繁に
開催しているとってもユニークなコースです。

しかも、学費はなんと国立大学並み、
指導はほぼマンツーマン(学生と教員の割合が4:1)、
自分だけのオーダーメードの学びが可能です。

新しいスタイルの教育機関のモデルとしても注目されています。

関連HPは以下のとおり。
●学内で活動している森のようちえんのHP:http://dangomushi.boo.jp
●本コースの前身コースのブログ:http://blog.forest.ac.jp/blog/cat1/cat8/
 (プレーパーク、森のようちえん、実習の様子が分かります。)

次回の入試は平成24年1月29日(日)実施です。
願書出願期限は平成24年1月4日~1月18日(消印有効)まで。

興味のある方、お気軽にお問合せください。
お友達、お知り合いの方にも是非紹介してください。

コース内容、見学についての質問は、
��90-9239-9187(萩原)もしくは
メール:navanava@pop02.odn.ne.jp


2011年12月22日木曜日

設計デザイン実習始まる!

19日から3日間の予定で始まったスタジオ主催「木造建築設計デザイン実習」
昨年も行われましたが、短期間で現地調査を行い、プランニング・基本設計ねり、お施主様にプレゼンする(昨年は調査を除いて2日間)という、とてつもなくハードな通称「地獄の設計実習」


今年は3日間で現地実測からプレゼンまでを行うという、昨年よりもさらに厳しいスケジュールで行われます。朝9時にスタジオ集合すると、まずは実習参加者の顔合わせを終え、お施主さんから出ている情報のすり合わせ。

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今年は外部から、2名の実務者の方が参加。3日間ともに実習に励みます。
経験では敵わないスタジオ生は、馬力で対抗します!!


打ち合わせを終えると、さっそく現地へ。場所はお教え出来ませんが、近くにスキー場が2つある別荘地。雪が積もる中を、えっさほいさと現場へ。


各パートに分かれて実測作業へ。病理学でいくつもの既存調査をこなしているメンバーは、チームワークも良く、どんどんと測定していきます。

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築年数不明の既存の建物。鉄骨基礎で無断熱。現地の外気温-1℃の時、建物内の気温(床面)1.5℃という、恐ろしい温熱環境。


お施主様の希望は、趣味である望遠鏡で星をみたり、3台所有しているバイクの整備及び、カヌーを楽しみたい、時には友達と夜通しお酒を飲んだり、仕事で煮詰まった時は、気分転換に書斎で仕事。週末や休みのみの使用との事。

予算は造成・解体(新築・改修の場合)・設備を除いて、建築費150万円。
念のために、ゼロは桁ひとつ違いませんのであしからず。


現地調査を終え昼過ぎにアカデミーへ戻ると、調査データ・写真ををまとめ図面に落としていきます。休憩を兼ねて2時過ぎに昼ご飯を食べたら、出来上がった資料を観て、現地調査の発表。

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資料を眺めながら各パートごとで報告を行い、調査内容の情報共有したらいよいよ設計チーム分け。参加者12名を3チームに振り分け。実務者2名・スタジオ2年生5名・1年生4名がバラバラに別れました。


ここから先はチーム戦。お茶で一服するチーム、自己紹介するチーム、設計に入って行くチーム、それぞれで動いていきます。

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アカデミー生のみの編成となったチームAは、2年2名1年1名。勝手知ったるメンバーは、最初から笑顔がこぼれます。

明後日のプレゼン当日に向けて、最低限の作成資料は決められていますが、進捗状況や取り組みの方法は各チームに委ねられています。

私の所属するチームCは、まずチーム内で重要事項を話し合い、ひとプランを練りチーム内プレゼンテーション、その後にプラン検討。ここで固まらなかった為、もう一つプランを練って明日の9時から、再度プレゼン。

現場へ行って、資料をまとめて、プランを練った大忙しの1日。今日は帰って寝て、明日早朝からプランを練ります。

今年最後のスタジオの山場。残り3ヵ月を切ったスタジオでの学び。残り2日間も徹底的にやり抜いて悔いのないプレゼンをしたいと思います。


加子母っ子  中島 創造(木造建築スタジオ2年)


2011年12月20日火曜日

冬のプレーパークキャンプ 大成功!

12月16日~18日の2泊3日、毎年恒例となった
冬の自然教室を実施しました。今年も美濃市はもちろん
美濃加茂市、関市、岐阜市、などなどの地域からの
小学3~6年生30名が参加してくれました。
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今回のテーマはプレーパーク。
プログラムは特に決まっておらず、
自分のやりたいことを自分で決めて
自分の責任で好きなように好きなだけやる。
というのがテーマ。
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雪がちらつく中、焚き火の周りで寝袋だけで
交代で火の番をしながら子どもたちだけで
朝まで過ごしてみたり、
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サッカーやドッジボールをやりまくったり、
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ひたすら手編みや木工アートをつくってたり、
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ジャム作りやもちつきをしたり、
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森の中に秘密基地をつくったり
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木登りしたり、
とにかくまあ好きなだけやっていたようです。

自分で決めて遊びきっていた子供たちは
とてもいい顔していました。
こんな時間、今の子どもたちにとって普段ありそうでなかなかないんです。
昔は沢山あったんだけどなぁ。。
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参加していた6年生たちは、帰り際に
「お願いだから来年もサブリーダーとして誘ってね~。」
少しずつ、少しずつ「つながり」ができている
そんな気がします。キャンプはいつでもウェルカムです。

それにしてもキャンプのスタッフはさぞかし大変だったと
思います。プログラムどおりにやるほうがよっぽど楽なのに、
プログラムなしですからね。。
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特に、企画広報段階から本番まで、表方も裏方も
懸命にがんばってくれた2年生たち、
本当に本当にお疲れ様でした。
とっても素敵な最後のキャンプとなりましたね。

着実に現場での実力をつけている皆さんと
��コレ授業なんです。)そんな皆さんに見守られて
生き生きと眼を輝かせて遊んでいた子どもたちと
同じ時間を過ごせて本当によかったです。

ナバこと萩原裕作 









2011年12月19日月曜日

第14回 「施業プランナー養成基礎研修」開催

第14回「施業プランナー養成基礎研修」開催

平成23年最後の岐阜県での施業プランナー研修が開催されました。
今回で第14回を迎え、研修生の顔つきも一段と凛々しさを増してきました。

本日の講師は森林整備課技術支援担当の下野俊彦技術主査、題目は「計画の作成と進捗管理、日報による実績管理」です。

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午前中は主に講義、午後からは各自のパソコンで演習です。
最初は「何のために計画をつくるのか」、「計画は意志決定を行うための基礎」、「計画を策定する上で必要なものは何か」
もっと掘り下げると、私たちが立てる「計画」は
1.経営計画のための計画なのか
2.補助金をもらうための計画なのか。そうではないはず!

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次に、「なぜ進捗管理が必要なのか」
1.現場に対して費用や仕事量の進み具合を知らせる
2.段取りや進め方を検討して行くため
結果として、「現場技術者のモチベーションをあげるため」

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有効な進捗管理は、毎日の聞き取りなど、現場技術者とのコミュニケーションが重要です。そのためには「日報」と「ミーテキング」を有効に利用して、現状を共有することがポイントとなる。

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進捗の見える化も必要だが、それを改善するための「5-B’s」
1.Bottlenecks(妨げ、隘路)   停滞
2.Balance(バランス)   統一
3.Buffers(緩衝物)   余裕
4.Breakdowns(故障、破損)   点検整備
5.Blunders(まごつく、つまずく)   熟練

ある森林組合では補助金申請のための現地測量を、一回だけのものとしないよう、測量時に周辺の地形や目標物のコメントも記入して、後生に引き継げるようなデータ作成を実施している。

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さて、午後からのパソコンによる業務管理、使用するソフトはエクセルです。これで、森林簿データを所有者毎、樹種毎にまとめます。 VLOOKUP関数やDSUM関数の使い方を学んで、希望するデータを抜き出す操作を学びます。

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さてさて、次が難解なピボットテーブルです。この手法を使うと大きなデータを比較的軽くデータ集計できます。団地毎の調書番号数、団地毎の材積、団地毎の搬出間伐本数、」団地毎の平均材単価などを瞬時に計算できるよう、数式を組み込みます。

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慣れないピボットテーブルに手を焼く中、あっという間に終了の時間となってしまいました。充分使いこなすまでには時間を要しますが、簡単な表計算で結構高度な進捗管理を含めたデータ管理ができることがわかりました。
年内最後の施業プランナー研修、みなさまご苦労様でした。    報告 ジリこと川尻秀樹


2011年12月18日日曜日

今回のゲストは・・・(自力建設2011)

最近いろんな方が我々のアジトに顔を出してくださいます。


通りすがりの副学長もご見学。


「手伝おうかと言いたいけど、僕には無理だ」と笑いながら去っていかれました。


でもそんなこと気にしずに手伝いにまた来てくださいよー!!笑


他にもお声をかけてくれた人がいました。・・・(名工大4年生のN君)


「これ自力建設?ブログ楽しく見てるよ!!」って。


毎回更新してるかいがありますねー


そして今日は午後からものづくりのN君が!!


ものづくり残すはE君だけですね!!


見てますか!?


デッキ材の加工してもらいましたがやっぱり大胆に加工できるの楽しいみたいです。


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のみを持たすと顔つきが変わりますね。

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どんどんのみが入っていきます。

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いい具合ですね

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なんて言ってたら、彼もやっちゃいました笑

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「乾燥のひびが入ってたから」と反省の見えない表情のこの男 笑

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見てますか、松井先生。


でも、ちゃんと直してくれました。

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デッキ加工はそんな感じで進んでいったわけですが、今日はついにフラットバーの加工に入りました!!


最近切り出しているポリカの板を押さえるもんです。


グラインダーで削ったり、穴を開けたりしないといけないんです。


で、穴を開けようとしてもあかない・・・




「木と同じくらいの硬さだから普通のドリルでもあくよ」そういった業者さんの言葉を信じていた・・・



んー・・・



ドリルの先が減っている気が。。。



さぁどうしましょうか・・・






ここで出ましたN君!!


彼は前職で鉄類の加工をしていた男。


「ドリルの先に違いがあるんやって」と道具箱をあさりさっそくやってくれました。


開いた!!!


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本当に助かりました。


これで作業も順調に進めていけます。


そういえば今日はスタジオ志望の方が見学に来てくれました!!


入ってくれるといいなぁ。


まだまだスタジオ新入生募集中です!!!!



それと今日は課題研究内審査の提出でした。


先輩方いったんお疲れ様でした。

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記:堤(木造建築講座1年)