2015年10月29日木曜日

山の神に儀礼を払い、アカマツを伐倒する。

伐倒方向良し、待避場所良し、危険なアカマツを伐採せよ!


 エンジニア科1年生の『伐木造材実習』、本日は非常勤講師の江崎林業代表、江崎尚史さん
指導によるアカマツのマツ枯れ立木伐採です。 サポートは杉本先生とJIRIです。

 今回は岐阜県森林研究所駐車場上にある樹高20m~26mの約50年生マツ枯れ被害木など
3本の伐採です。

 最初に、「本日向かう立木はどれか」、全員で駐車場から見上げました。
 

 写真中央に、3本のアカマツがありますが、これすべてが伐採対象です。下から見るとまっすぐ
のように見えますが、近づくと相当な曲がりがあり、しかも手前側(斜面下側)に傾いています。


 伐採に当たって、塩で清め、御神酒を捧げ、「山の神」への儀礼をします。

 これは江崎林業の作法に則り、学生も一緒に、アカマツの命を頂くことと、作業の無事を併せて
執り行いました。


 伐採者、一番手は岐阜県出身の山口くん。 今日はハスクバーナの560を操作しています。

江崎さんが見守る中、大型で相当切れ味の良いチェンソーに、ドキドキしながらの作業です。


 直径50cmほどですが、ガイドバーが長いので、一方向からスイスイ切ることができます。

 斜面に斜立しているので、アカマツの木材繊維に直角になるよう受口や追い口を切るため、
一見斜めに切っているように見える切削面をつくる必要があります。


 作成した受口は斜面に平行(アカマツの木材繊維に垂直になるよう)作成されています。

 幹に巻き付けてある細いワイヤーロープは、幹の裂け止めです。


 山口君が作成した受口について、江崎さんが解説。

 向きはどうか? 深さはどうか? 角度はどうか? 総合的に「良い受口」であったので、一安心。


 最終仕上げの追い口切りは、受口下面から指3本分上に決定。 クサビを打ち込みながら、
切り進みます。
 
 伐採は切削ヶ所だけでなく、周辺にも気を配りながらですので、山口君も上下左右に気を配り
ながら切り進みました。 

 裏方では、アカマツに掛けられたチルホールワイヤーを引いています。原田君が、合図に併せて
ワイヤーを緊張させます。 ワイヤーは引きすぎても、緩くてもダメ!

 切り方と息のあった作業ができて、安全な伐採が成立します。


 共同作業の結果、20m以上のアカマツが目標通りに横倒しになって行きました。

 周辺に生えていた広葉樹を傷めることなく、バッチリ伐採でき、倒れ込む瞬間です。


 自分が伐ったアカマツの丸太と山口君。

 「安定良し!」のかけ声の後、江崎さんが造材して下さった丸太とツーショット!
 緊張した瞬間から、安堵の時間に!


 二番手は浜松市出身の安間君。

  彼は共立のチェンソーで受口づくり、やはり江崎さんが寄り添って、アドバイスしながら切り進み
 ます。
 

 このアカマツは3本中、最も斜立し、かつ曲がっています。 厄介なアカマツです。

 写真の受口では、どこに倒れるのか不安に感じるかもしれませんが、これも木材の繊維に直角
に切断しているためです。

 どれほど曲がっているのか。 この写真で確認して下さい。本当に弓なりです。

 これを等高線上、つまり受口方向に倒す必要があるのです。

 

 横から撮影すると、受口も、アカマツの傾きも、ヤバイよね! でもこれでOKなんです。

 安間君は江崎さんの手助けを受けながら、追い口を切っていきます。


 これまた、見事に狙った方向に倒れていきました。 この写真は着地する少し前の瞬間写真
です。株元もズレることなく、見事に着地しました。


 さて、3本目の伐採下準備です。

 枯れたアカマツにチルホールワイヤーを掛けるため、安全帯をつけてペッカーラダーに登り
作業をします。


 三番目の伐採手は茨城県出身の河合君。

 江崎さんのアドバイスを聞きながら、必死にチェンソーのエンジンを回します。


 このアカマツは3本のうち、最も枯損が進行しており、木材も乾燥しています。
しかも樹高は26mと太さの割には高い。

 乾燥した木材であるため、材の粘りが少なく、緊張しながらの作業が続きます。


 受口を作った後、上方確認。 そして、追い口を入れる高さを確認。

 「アカマツは枯れている」 「木材は乾燥している」 「木材の強度は弱い」 「風が吹いている」
   ・・・・・だから、受口下面から指一本上を追い口ラインとする


 追い口ラインが決定したら、いざ伐採!!

 江崎さんのサポートを受けながら、追い口を切り進みます。 ここで重要なのは伐り過ぎない
こと。 どこで止めるか、どれくらいの「ツル(Hinge)」をつくるかの見極めが重要。


 さて、3本の伐採が終了したので、

   学生全員で「山の神」に仕事の終了とお礼の「二礼二拍手一礼」をして下山したのです。
 これも江崎林業の習わしを体験したのです。

 
 今回は森林研究所からの御依頼に応えての作業でしたが、単に作業したのでなく、誰かの
お役に立てた充実感を感じながら、明日に備えて機械整備をしたのです。
 
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。

2015年10月28日水曜日

11/14〜15 緊急告知!教員リレートークやります @森林文化アカデミー翔楓祭


秋です!まもなく森林文化アカデミーの学園祭=翔楓祭です!
サービス精神旺盛なアカデミーの教員たちは、こんな特別企画を考えています。
仕入れたてホヤホヤの新鮮ネタ、ふだんの授業からはみ出した面白ネタをリレートークでご賞味いただきます。
もちろん一般の方も聴講可能。入学を検討中の方には相談コーナーも開設しています。ぜひ聞きにいらしてください。
(時間・場所は調整中。変わる場合があります)

津田格「秋のきのこ展~美濃周辺で見られるきのこ」
11月14日(土)全日(展示10-16時、解説15時15分-15時45分) @共通講義室A
アカデミーの学生実習では野生きのこの同定実習も行っています。
今回はその実習等で採取された美濃周辺のきのこを展示します。
きのこの見分け方、それぞれのきのこの簡単な解説も行います。

久津輪雅「アメリカ木工視察報告」
11月14日(土) 12:30〜14:00 @図書閲覧室
アメリカでグリーンウッドワークの講座を受講したほか、シェーカー家具工房、船大工の学校、刃物工場などを見てきました。スライドで紹介します。

辻充孝「古民家リノベーション事業プランニング講座発表会」
11月14日(土) 10:00~12:00(場所はアカデミー外)
空き家活用での地域活性化の取り組みの成果発表会です。建築士やコピーライターなどプロの方が受講生で、実現を見据えた提案です。

萩原ナバ裕作
11月15日(日)11:00~12:30 @図書閲覧室
「ナバが見た!ドイツ 森のようちえん視察報告」 
ドイツの森のようちえんや子育て環境の視察から帰国して3日目のナバがお送りする
新鮮ホヤホヤのリポートです。

杉本
11月15日(日)14:00~15:30 @図書閲覧室
「ドイツの林業事情と林業教育」
ドイツのロッテンブルグ大学との連携交流の中で見えてきた、
ドイツ林業と林業に関わる教育の概要をレポートします。

2015年10月27日火曜日

大白川原生林トレッキング

 山村づくり講座の授業「山村活性化事例研究」で、白川村の「大白川原生林トレッキングコース」を歩きました。近年、森林空間利用の新しい事業として「ロングトレイル」が注目されています。今回は「白山白川郷トレイルクラブ」が100㎞のトレイル整備やガイド人材の育成に取り組まれている現場をお訪ねし、同クラブ代表の蟻原陽一さんにガイドをお願いしました。

当日は抜けるような青空でした。白川郷はどぶろく祭りで有名ですが、蟻原代表によれば今年は会期中一度も雨が降らなかったとのこと。我々のトレッキングにも絶好の条件でした。


まずトレッキング前に、今回の行程での注意事項をお聞きしたあと、全員で準備体操をしました。怪我無く無事に行程を終えるためには丁寧な準備体操が欠かせません。

今回の目的地である「しらいとの滝」付近は平瀬温泉の源泉の近くでもあります。蟻原代表から、昔の湯治客は湯治場まで何キロも歩いて行ったそうで、そのための道も険しい岸壁に沿って作られていたことをお聞きしました。






歩き始めて最初の難関は渡渉です。水温は12〜13℃くらいとのこと。流れが急なので渡りきる前に足がしびれて感覚がなくなります。ガイドの蟻原代表のサポートで一人ずつ足下を確かめながら渡りました。





渡りきったあとはドロノキの林を抜けて藪に入ります。しばらく悪戦苦闘したあとで、渓流沿いの道をあがって特製のお弁当をおいしくいただきました。渓流沿いはひんやりとしています。入れていただいた珈琲を飲みながら静かなひとときを過ごしました。

渓流に沿って登ったあとはブナ林を歩きました。オレンジ色でおもしろい形のツリバナの実、真っ青なサワフタギの実、トチの実や真っ赤なヤマブドウの実など秋を感じさせるものでいっぱいでした。中には熊の爪痕も。














そしてコースの途中で蟻原代表おすすめのブナの木に出会いました。芽生えた2本のブナが寄り添いながら大木に成長した姿を眺めると元気をもらえる、参加者の方には必ず紹介しているとのこと。すらりとした姿は確かに雰囲気があります。










最後に「しらいとの滝」にたどり着いた時には心地よい疲労感と達成感でした。








今回歩かせていただいたコースはまだ開発途中で未整備部分も含んでいましたが、行程が終わってみると、ガイドの蟻原代表のリードでそういった難所を感じさせない行程であったように思います。途中足がつってしまった学生やカメラを流してしまった人もいましたが、そのたびに的確に対応していただき、安心して歩くことができました。歩きの行程やコース、時間配分、参加者の体調などすべてガイド任せで歩くことができるため、周りの自然に目を向けるゆとりが生まれ、いつもの山歩きとは違って深く自然に集中することができたと思います。

今回歩かせていただいた場所は、環境省の指定する白山国立公園内の特別保護区域内であり、最も厳しい規制がかかっています。そのような場所であっても、森林空間そのものを観光資源として活用する今回のような試みが成功すれば、地域の振興と自然の保全をよいバランスで両立できるのではないかと思いました。そのためには環境負荷をいかに抑えるか、持続可能であるための収益性の確保、などの仕組みが必要であるとも感じました。

秋晴れの一日に、講師およびガイドを勤めていただいた白山白川郷トレイルクラブの蟻原代表、どうもありがとうございました。

                                   嵯峨・柳沢










住まう学講座in大阪で松井教授が講師で登場します!

大阪市環境局主催で、11月1日(日)「住まう学講座」が開催されます。
この講座の一コマを、当アカデミーの松井教授が講師を務めます。

住まう学講座
森のめぐみ、木の文化~日本の森再考!

 
都会の暮らしの中で「森のこと」「木のこと」「生命のこと」「住のこと」など、森と人とのいい関係について、具体的に楽しさをデザインしてみましょう。





◇日時 平成27年11月1日(日)10時開場 ※木育教室は同プラザ内
  ①10:30~12:00 
  ②13:00~14:30
  ③14:30~16:00

◇場所 おおさかATCグリーンエコプラザ セミナールーム
      大阪市住之江区南港北2丁目1-10 ATCビル ITM棟11階

◇定員 各100名(先着順)

◇参加費 無料

■住まう学講座 ① 10:30〜12:00
森林と人々の暮らしのかかわり
上甫木 昭春 氏(大阪府立大学大学院生命環境科学研究科教授)
■住まう学講座② 13:00〜14:30
あらためて考える、日本の木の住まい
上野 英二 氏(オークヴィレッジ木造建築研究所所長)
■住まう学講座③ 14:30〜16:00
木とともに暮らす~木のある暮らし~
松井 勅尚 氏(岐阜県立森林文化アカデミー教授)

※大阪の森林づくり紹介コーナー×パネル展示(森林文化アカデミーもブース展示します。)

※関西の皆さん、森林文化アカデミーの名前は聞いたことはあるけれど、詳しくは知らない方、
 森林文化アカデミーが進めている人材育成の一端を垣間見ることが出来ます。
 この講座に参加をしてみてはいかがでしょうか。


11月3日(祝)、ぎふメディアコスモスで木育をテーマにトークセッションがあります

ぎふメディアコスモス(岐阜市立中央図書館)で木育をテーマに、吉成館長と森林文化アカデミーの松井教授とのトークセッションが開催されます。



 ◆日 時 平成27年11月3日(火・祝)13:30~15:00
 ◆場 所 みんなの森 ぎふメディアコスモス1階 かんがえるスタジオ
 ◆テーマ いのちにふれる、いのちをはぐくむ。木育のすすめ
 ◆出 演 松井勅尚氏(岐阜県立森林文化アカデミー教授)×吉成信夫氏(岐阜市立図書館長)
 ◆参加費 無料
 ◆定 員 50名(事前申込・先着順)
 ◆申込み 電話または岐阜市立中央図書館カウンターにて受付中
 ◆問い合わせ 岐阜市立中央図書館(岐阜市司町40番地5)
           TEL058-262-2924
 http://g-mediacosmos.jp/lib/information/event.html

森林文化アカデミーの松井教授を中心に進めている「木育」。
「木育って何?」と思った方、これから木育を取り入れた活動をしていこうと思った方や
 「子どもの教育」に関心のある親御さんの参加をお待ちしております。

吉成館長と松井教授とのコラボレーション。教育に関わり続けているお二人の話は、皆さんの心に響き有意義な時間を過ごすことが出来ると思います。

ちなみにぎふメディアコスモスでは、10月から「木育ひろば」がはじまりました。この木育ひろばは、親子で自由に木のおもちゃに触れてもらえる場所です。いろんな種類の木でつくられているつみきが置いてあります。3歳児くらいまでのお子さんと、そのご家族の方が対象です。ぜひ、遊びに行ってみてはいかがでしょうか。

自力建設の現場から⑤~大工合宿その3

自力建設の現場から第五回目は大工合宿編その3です。

前回(合宿五日目)までに加工はおおむね終わったので、週末を挟んだ次の六日目からは格子を組んでいきます。


まずは、建物前面の大きなサイズの方の格子を組みます。この格子のサイズは約1.5m×3.6mで材のサイズは三寸(90mm)角です。


仮組して入りそうな雰囲気であれば、そのまま当て木をして玄翁でとにかく叩いて入れていきます。入らなさそうであればちょっと削ったり水をつけたりして入りやすくしてから入れます。
入りきったら、格子が交差する部分をビスで締めます。ビスの部分は上から埋め木しています。


仕上がりはこんな感じです。ところどころ接合部に隙間があるものの良い具合に仕上がったように思います。



こちらは大きい四寸(120mm)角の格子の仕上がりです。やはり三寸と比べるとごっつい感じがしますね。


格子が組みあがった後は、鉋の台の調整の仕方、刃の磨ぎ方について教わります。当然一日で何とかなるようなものではないので、どのようなところに気を配って調整していくのかを教えていただきました。


鉋は刃の仕上げはもちろん、刃の抑え、台の面や刃を収める部分、刃の出具合などそれぞれ調整を行い組み合わせて、さらに調整していくということになるため、非常に難しいものでした。自分の持って行った、替え刃式のすぐ切れると言われて打っている鉋でも台を調整していくと切れ味が変わっていきます。
初日に行ったノミ研ぎもそうですが、刃物をどのように仕上げていくかが、大工の技術の非常に重要な部分を占めているのだと感じます。

最後は、建物に置く用の椅子づくりです。
写真を撮り忘れたので、、組み立てから。




塗装を行って、完成。


最後は、搬出用に材料をまとめて大工合宿終了です。


始まってしまえばあっという間の七日間でした。実際に加工を行うことで、図面を書いているときに頭の中で浮かんでいたいくつかの疑問符が解決していいきました。非常に充実した七日間だったように思います。

材料の加工が終わったので、また現場に戻って基礎作りです。次回は基礎後半編です。


木造建築講座一年 瑞慶山


JR岐阜駅前に森林文化アカデミーがOPEN! ?

〜 森と木のイブニングセミナーが始まりました! 〜



はじまりましたよ〜。

今月から月1回、金曜夜はJR岐阜駅前のシティタワー43に集合!
なんと森林文化アカデミーが駅前にOPENしちゃいます。
(12月の回のみメディアコスモスにて開催)

しかも受講料無料!そして当日受付でオッケーな気軽さです。

林業、木造建築、木工、山村づくり、森林環境教育のそれぞれの分野で
活躍する森林文化アカデミー教員による出前授業です。

先日、その1回目が開催され、森林環境教育分野から、萩原ナバ裕作が
「森のようちえんの隠された魅力とは?」をテーマに実施しました。


当日受付ということで、平日の夜にどれだけの方がお見えになるかと思いきや、
30名以上もの方々がお越し下さいました。中には愛知県から参加される方まで!?

前半は、県内初の森のようちえん「野外自主保育 森のだんごむし」の7年間の
活動と、その中から見えてきた「魅力」についてご紹介しました。

そして後半は、それらから気付いたこと、考えたこと、疑問に思ったことなどを
小グループで出し合ったり、話し合ったりする時間となりました。

教員が一方的に受講生に教える「一方通行」のコミュニケーションではなく、
教員も受講生もフラットな関係で「双方向」に学び合う場となりました。

これも森林文化アカデミーならではの授業風景かもしれません。

来月からもオモシロいメニューがラインナップされています。
花の金曜日、月一回は、飲みに行く前にシティタワー43まで
楽しく学びに来てください。

詳しくは、


まで。

自然体験活動指導者・インタープリター養成コース
なんちゃって先生
萩原ナバ裕作




2015年10月25日日曜日

森と木のふれあいファェアで森林文化アカデミーをRR

林業って面白いよね! 子ども限定の林業集材架線体験実施


  岐阜県庁周辺で開催される「森と木のフェスティバル」&「農業フェスティバル」、その会場の
一角をブースに、岐阜県立森林文化アカデミーのPRを兼ねて、小学生以下の方を対象にした
集材架線運転体験」を実施しました。

 メンバーはクリエーターか林業再生講座2年の飯嶋さん、遠藤さん、松葉さん、1年生の石塚
さん、エンジニア科1年生の伊藤さん、河合さん、踏込さん、今井さん、事務局の杉田さん、
教員の池戸先生、杉本先生、JIRIです。 なお、今回の現場発注者は、学長とさせて頂きました。


 エンドレスタイラー式の集材架線モデルを設置した後、飯嶋さんの「ゼロ災で行こう」の合図で
気合いを入れて、お客さんが来られるのを待ちました。

 今年は昨年に比較して、集材機の設置、元柱、先柱、向かい柱、ガイラインなどスムーズに
設置できました。

 お客さんは、開会式が始まる前から来場されましたので、運転指導は遠藤さん、荷掛け場の
先山役は飯嶋さん、荷下ろし場は松葉さんと分担して、子どもさん達に「うまい棒」を丸太に見立
てて集材開始です。


 写真の四角く囲った場所にうまい棒を荷下ろしします。

 時々、操作を誤ると、エンドレスラインが緊張し、ガイラインやブロックが抜けそうになりました。


 午前10:30分になると、ご来場のお客さんが15人ほど並ばれました。

 操作指導は全員が入れ替わって担当しましたが、天気が良すぎて先山担当は暑さに耐えながら
の重労働でした。

 しかし、子ども達が楽しそうに取り組んでくれる姿に、学生達もやり甲斐を感じながら、楽しそうに
対応してくれていました。


 なんと、終了時間の16:00近くになってもお客さんは長蛇の列、ものすごい集客です。

 これほど子ども達に林業をアピールできる催しも少ないと感じました。


 操作レバーは3本ありますが、主に2本を操作して、走行と荷掛け、走行、荷下ろしを体験
終了したら、ご褒美にお菓子がもらえます。

 機械に興味を持ってもらうような普及啓発活動も重要です。 一緒にお越しになったお母さんや
お父さん、おばあちゃん、おじいちゃんには、森林文化アカデミーのPRや学園祭のPRなども
実施しました。


 エンジニア科チームも指導実施。 伊藤さんが運転指導、踏込さんが荷下ろし場、河合さんが
荷掛け場、今井さんがお菓子係となかなかのチームワークを発揮。

 さて、年に一回の催し参加でしたが、現在、学園祭(翔楓祭)での出典も検討中です。
11月14~15日は翔楓祭と同時に隣接地で美濃市の産業祭も開催されます

 是非、みなさまのご来校、お待ちしています。
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。