2012年8月2日木曜日

『Kさんのお話を聞く会』に参加させていただきました。


 
中津川市加子母地区が合併する以前、村長を務められた、Kさんのお話しを聞く会に参加させていただきました。

 
午後7時、ご自宅にKさんをお訪ねしました。

 
「いちばん、自然の山でいいっていうのは、炭焼きですね」
山への思いを数々語られるKさん
とても米寿(88歳)とは思えない元気な語り口です。


帰り道、有志で『ゆんたく』しました。(沖縄の言葉で「おしゃべり」の意)
山村づくり講座 ふじお 記

《Kさんのお話しの一部聞き取り》
昔から経験的にずうっとどういう山がいいっていうことに
決まっているんですよ
いちばん、自然の山でいいっていうのは炭焼きですね
どんだけでもそこに生えている木が全部使えた。
大体、30年生から50年ぐらいの間の木を使いますから、
成長量がこれか落ちるときに切っちゃう、皆伐ですから、
3年、4年、経つと人間の背丈をはるかに越えるような大きさになる
15年ぐらい経つと、キノコが生えてくるんです。
キノコを採りに行くときに、前向きに通れないんですよ。
蟹の横ばいのように、横向きに入って行ったんですよ。
ビッチリ生えていて向こうが見えないんですよ、魚を捕る時のタモのくるっと丸いとこを作ったり、寿司屋の天井竿とか、一本で太さが同じ自然のものを使った
炭焼きの後には、そういうのがいっぱい出てくる40年、50年で伐って、また、生えてくる
それの繰り返しですから自然の環境には、製炭(炭焼き)が一番いいと思う
水源涵養機能から言っても、非常にいいでしょもうひとつは、新しい芽が出てくると新しい根も伸びるでしょう集中豪雨なんかに耐える能力(ちから)が一番有るでしょう

『枯れたスギの根が黒かった』
『スギ、ヒノキの植林の功罪』
『何処に植えても黒くならないスギ』
『人工林の木の根の交差しなし』
『立木売買の難しさ』
『見えるとこの山は、萱場だった』
等々