地元にお住まいで、地域情報誌を発行され、今年から多良公民館の館長に就任されたMさ
んにご案内いただきました。
岐阜経済大学で過疎地域問題について指導されているK先生と学生さんにもご参加いただ
きました。
伊勢道に面し、延喜式に記されているという、大神神社。
かつての街道の賑わいが想像される街並み。
関ヶ原の合戦で敗れ、島津隊が撤退したというゆかりの道。この出来事は地域の小学校で
も語り継がれており、敗走する藩主のために追っ手と戦い、戦死した重臣を偲び地域の人
の優しい気持ちが伝わります。
多良小学校に作られた天文台。
内外装とも地元産の木材が多用されており、しかも施工の大半はPTAの本職ボランティア
で作られたとのこと。地域と学校の強い絆を感じます。
地域資料館。
展示や資料がしっかりされており、職員の方々の対応も親切で、好感が持てました。
近所にお住まいの古老Oさん(89才)から、お話をうかがいました。
ご自分の生い立ちから、就職、戦争体験、その後の地域での自然に寄り添う農的暮し、晩
年に始められたカエデの育苗と植樹活動、人生観についても触れられ、一同大いに感ずる
ところあり。とにかくお元気でした。
Mさんのご自宅は、浄土真宗大谷派の傅香寺というお寺です。
地域おこし活動を始められた動機や経緯、今後の展開や思い等質問に対し、丁寧かつ明確
に答えて下さいました。
世代も性別も立場も違う我々でしたが、Mさんのホスピタリティーとバイタリティーに感
激し、共感すること、学ぶことの多い一日でした。Mさん、本当にありがとうございまし
た。