2日間に渡って開催されました。
当日は30名もの参加者の方々が、西は広島、東は神奈川から集まりました。
なんと半分以上がアカデミーに初めて来た人!
中にはいつか入学したい!という声もありました。(いい学校でしょ~)
1日目は、まず「だいず先生」こと高野雅夫先生からのレクチャーからスタート。
なぜ自然エネルギーが必要なのか、日本の現状を含めてお話をいただきました。
現在の一般家庭は1日だいたい400Wの電気を使っているそうです。
それを1日100Wに生活にすれば、エネルギー問題が随分解消されるとのこと。
ちなみに100W生活とは、三種の神器(冷蔵庫、洗濯機、テレビ)が普及しはじめた
ほんの40~50年ほどまえの暮らし。すでに人々の生活は豊かだったはずです。
覚えているかたもいるのでは?私が生まれたのもその頃です。
そこになんとか戻れないのでしょうか。。。これからの私達の課題ですね。
2日目はいよいよ太陽光発電システム作りがスタート。
なんだか学校の技術家庭科の時間を彷彿させます。
中には、数十年ぶりにハンダコテを持つ、なんて方も。
モノをつくるって楽しいもんですね。
皆でワイワイと一緒に楽しみながら見事パネルとシステムが完成!
費用は予定よりも安く、3万6000円程度でした。
今回作った発電システムは、平均1日4時間充電できるとして
400Whrの電量が作れるそうです。
だいたいパソコンとLED電球をまかなえるくらいだとか。
夜更かししてパソコンで仕事をする時、このシステムを使って
パソコンと照明分の電気分をまかなえそうです。
地域や社会の問題を汲み上げ改善案を世の中に提案、普及していく
ことがテーマの森林文化アカデミーらしい生涯学習講座となりました。
次回は「小水力発電づくりに挑戦!」です。
「誰かに任せずとも電気は作れる」ということ
「電気を使わないことがもっと大事」ということを、皆さん実感したようです。
講座担当
自然体験活動指導者・インタープリター養成コース
萩原 裕作