2012年8月20日月曜日

古城山プロジェクト


山村づくり講座2年のYです。
ただいま夏休み、アルバイトとインターンを兼ねて、小さなプロジェクトに取り組んで
います。

お世話になっているバイト先は、山県市教育委員会さん。

遺跡の発掘調査や、夏休みの自由研究相談などのお手伝いです。

そしてもうすぐ、ぎふ清流国体。



















山県市では馬術競技が行われます。

その競技会場を見下ろす山が、アカデミーの裏山と同じ名前の、古城山407
岐阜城金華山や岐阜の街まで見渡せる、なかなかの眺望です。

かつて戦国時代、ここ大桑城を斎藤道三が攻略。
いまは里山の自然の中、その歴史を物語る城跡がひっそりと横たわっています。

こちら、生涯学習課の担当Nさん。
地域密着・現場第一主義の、ミスター地方公務員さんです!





















国体で県内外からの来訪者も見込まれるので、登山道周辺整備にアカデミーでの学びを
生かしてくれないか…とのミッション。

やりましょう!まずは登山道を塞いでいた倒木の撤去処理から…





















麓の谷に残る城下町の史跡「四国堀跡」も草刈りして、よく見えるように…



















トラック8杯分の刈草を、近くの栗農家さんで堆肥として利用してもらいました。
木質資源の有効活用、昔からの里山の知恵です。

登山道沿いの樹木のリストアップもしてみました。

アカマツ、アベマキ、アラカシ、コナラ、
サカキ、ヒサカキ、ヤブツバキ…

暖温帯二次林や照葉樹林の要素が約50種。
遷移が進みつつも、里山の自然が残っています。





















代表的な20種ほどについて、種名札の掲示を提案、仕様書を作成…

登山口で手に取って、山県地域の歴史や里山文化を知りながら楽しめるよう、ガイド
レターを現在執筆中。

手軽に歴史&里山ウォークができる古城山をシンボルに、里山文化と地域社会の再生
をめざして…プロジェクトは夏休み明けも続きます。


山村づくり講座2年 ヤマダ