2012年8月27日月曜日

国体グッズの制作

アカデミーのものづくり講座では、
今年岐阜県で開催されるぎふ清流国体のグッズ制作進めていることは以前紹介しました



そのグッズのデザインが決定し、現在は8月末の生産を前に、工程づくり、治具作りを進めています。
制作する数は全部で120個。

2年生の学生でも同じものをこれだけの数作った経験はなく、さらには、制作は2年生だけでなく1年生も参加するため、しっかりとした工程づくりが必須となります。

 
だれが見ても、どういう順番で、どの機械を使って、どのような加工をするのかわかるような工程表づくり。
だれがやっても全く同じものが安全に正確にできるような治具作り。
同じ物を大量に生産するということは、それにかかる時間以上に準備が必要になってくるのです。
さらには、1年生に対して制作指示をするということは、しっかり加工内容を 腹に落としこんでおく必要があります。自分だけがわかっていればいい、という世界ではありません。


普通の木工系の学校では、
自らデザインしたものを多数生産するために工程を作りこんだり、治具を作りこんだりすることはなかなかできないと思います。アカデミーならではの学びがここにもあります。