昨日のオープンキャンパスから始動したものづくり講座。
(オープンキャンパスのものづくり講座では、いつも授業を見ていただくようにしています)
1年生は、木工1の授業で、ルーターを使った加工をマスターするため、
時計の制作に入りました。
ルーターというと、
電動工具としてのハンディルーターと木工機械としてのルーターマシンがありますが、
今回は、ハンディルーターを使って時計の成形加工を行い、
ルーターマシンを使ってムーブメントを納める溝を掘ります。
夏休み中の宿題として、
市場に売られている時計の中でいいものを探してくるというお題が出ていました。
そこから、各自で作りたい時計をデザインしてもらい、
最終的に投票を行い、多数決でデザインを決定しました。
今回作る時計は、アカデミーのロゴマークである葉っぱとしずくの形をしたものに決まりました。
そして、作った時計は学内のあちこちに使われる予定です。
さて、では何個も全く同じ葉っぱ型に加工するにはどうすればいいのでしょうか。
それは、成形治具というものを作るところから始まります。
そして、その治具に材料となる板を固定し、
治具を刃物に取り付けられたベアリングに沿わせてルーターで切削することにより、
全く同じ形状のものができるというわけです。
ルーターは、治具によってとても幅広い加工が可能になります。
その一番基礎的な治具ですが、学生自ら作り、加工することはとてもためになると思います。
さぁこの時計たちは最終的にどのように仕上がっていくのか。
またレポートしたいと思います。