2012年8月31日金曜日

自力の夏 in 加子母 前編(2012年度自力建設)

 817日から28日まで合宿に行ってきました。
 9月末予定の上棟式を目指して、木材を加工したり、実際に敷地に建物を建てる際に不具合が生じないように職人さんと細部の収まりについて調整をすることが目的です。場所は岐阜県中津川市の加子母という地域、協同組合東濃ひのきの家の方々にお世話になりました。東濃ひのきの家って何?という方はHPをご覧ください。

 今回の自力建設では同じ形の部材というものがほとんどなく、形も複雑なため、仮組みをしながら部材をどのように留めつけていくかの確認をしていきました。




 18日、工場の地面に柱の位置を書いて、仮組みを開始しました。




お世話になっている職人さんと共に図面を照らし合わせ、留めつけ方の確認を繰り返して作業を進めていきます。




 20日からはエンジニア科の学生も加わり、職人さんから教わりながら材の加工等を行いました。



 材を留めつける際に打ち付けたビスの頭を目立たせたくなかった為、材料の傷の補修や下地処理に使われる粘土状のコクソという材料を埋め込んでいきました。




 全てのビス穴にコクソを詰め、乾燥したらやすりでキレイに仕上げていきます。半端じゃない数のビス穴があるため、エンジニア科の学生も総動員で作業を行いました。この間、同時並行で仮組みの作業も進行しています。



 内部の骨組みと外壁にあたるパネルの部材の留めつけが完了し仮組みが完成しました。実際に壁面が出来てみると、想像していたよりスギ板の模様がキレイでした。早く敷地で組みあがった姿を見てみたい!

 この後、合宿では仮組みした塔をパーツごとに解体し、塗料を塗って部材の表面を仕上げていきました。その様子は、次のブログで紹介します。是非ご覧ください。



おまけ:合宿中応援に来て下さった某Y先輩。お好み焼き御馳走様でした!



                              木造建築講座1年 山崎