今回伐採するアカマツですが,
・ 伐採木の斜面後ろにもアカマツがあり,そのアカマツの大枝が伐採木を抱えている
・ 枯れてから時間が経過しているため,内部が腐っている
・ 林道や建物が近くにある
という難しい条件の中での作業でした。
枯れたアカマツの伐採は,とても事故が多い作業です。
枯れた先端が,伐採手の上の落ちてくるのです。
伐倒方向の選定,受け口追い口の位置や精度,安全確認が重要になってきます。
下の写真の通り,今回も裂け止めを施して伐採しました(幹にワイヤを巻いています)。
伐採した後は,きれいに片付けです。
今回は演習林ですが,もし現場に出ればきれいな仕事が出来たかどうかが,
次の仕事の有無につながります。
安全確認の5原則を実施しています。
①上方よし②伐倒方向よし③周囲よし④足元よし⑤退避場所よし
と指差し呼称で確認していきます。
上の写真のアカマツですが,幹が赤茶けていて腐っているのが分かると思います。
受け口を見ても,腐食していない部分はほとんどありませんでした。
この木は,チルホールで引いている際に,真っ二つに折れてしまいました。
今回は3本のアカマツを伐採しました。
無事故で実習を終えたことに感謝です。
実習後は,部屋に戻ってチェンソーの整備です。
目立てもきっちり行って次の実習に備えます。
さあ,次回(19日)は再び百年公園でのナラの伐採です。
目立ての成果は出るでしょうか?