2013年1月30日水曜日

こんなんいてました19


こうもりさんこうもりさん


森林文化アカデミーでは、課題研究の内審査が終わり、学生は公表会に向けての準備で
忙しい時期に入りました。

そんな張り詰めた空気の中、事務局の小森さんに、おもしろいことを教えてもらいました。
エントランスホール内、アカデミー事務室の出入り口の上の壁面に、黒い点が見えます。
高さは床から4〜5メートルくらいでしょうか。




なに? 小さくて見えない?? ではズームでもう少し接近して・・・。




何やら生きものみたいですね。
さらに接近して決死の撮影を試みると・・・。




冬眠中のコウモリでした!
体長(頭胴長)は5〜6 cm くらい、頭を下にして、足一本でぶら下がっているように
見えます。ちょっと強い風が吹いたら落っこちてしまうのではないかと心配になってし
まいます(もちろんそこまで間抜けでは無いと思いますが)。

岐阜県で報告されているコウモリは約14種、その中で建物をねぐらにすることがあると
確認されているものは6種あります。私は専門家でないので断言できませんが、都市部
や郊外でもっとも普通に見かけるアブラコウモリではないでしょうか。

小森さんによれば、昨年の学祭(11月開催)のときには既に同じ位置にぶら下がってい
たそうです。目覚めるのは今年の三月くらいでしょうか。コウモリは日本や中国では昔
から福を呼ぶ縁起のいい生きものとして大切にされてきたそうです。アカデミーにもぜ
ひ学生、もとい福を呼び込んで貰いたいものです。

 「それにしても、小森さん、よくあんなに小さいのを見つけましたね?」と、お聞き
したところ、「コーモリですから・・・」。

おあとがよろしいようで。