第12期自力建設 木洩れ日の塔の竣工式が昨日開催されました。昨年度末に本体工事が完成していましたが、開学記念日あたりでの竣工式となりました。
新緑に映える構造が非常に印象的で美しい搭です。アカデミーに来られる方の目印となります。
この搭の背後にも設計者の山崎さんのこだわりがあります。搭をくぐって奥に抜けると、本当の木漏れ日のなか、アカデミー校舎まで続くチップで舗装された道が続きます。
車で通りすぎるだけだと、この魅力的な空間を体験できません。
搭にも同じように木漏れ日が差し込みます。樹のような構造から差し込む光がきれいです。
竣工式に先立ち、これまでの軌跡を振り返るスライド上映がありました。全体を取りまとめた山崎さんをはじめ、たくさんの友人や関係者の方の活動が見ることができました。
プロジェクトタイトルは自力建設ですが、建築は当然一人では完結しません。いろいろな方の協力があってこそ、本当に良い建築に進化していきます。取りまとめる山崎さんも並大抵の苦労ではなかったと思います。
涌井学長をはじめ、卒業生や在校生、職人さんなど、工事に参加されたたくさんの方が駆けつけていただき、無事竣工式を迎えることができました。
これからは、アカデミーの顔として皆さんをお迎えします。
ぜひ、一歩立ち止まって、搭を見上げ、周辺の散策もしてみて下さい。アカデミーの新たな魅力に気づくはずです。
木造建築講座 辻 充孝