エンジニア科の「林道と作業道」の中で,
作業道の設計を行いました。
先の民主党政権時代に政府は木材自給率50%を目標に掲げましたが,
林業の生産力をアップさせるためには,インフラとしての路網の整備が重要です。
路網の設計にあたっては,
地形図の読み方,測量器具の使い方,勾配の理解
地形の見極めなど,様々なスキルが必要とされます。
これまで授業で習得したスキルの応用です。
授業は以下の流れで進んでいきます。
①図面上での路線の検討
②ハンドレベルによる予備測量
③コンパス,レベルによる縦断測量
④図面の作成
先日は,ハンドレベルを使って打った測点をもとに,
レーザーコンパスを用いながら,測量を行いました。
レーザーコンパスの使い方は,
先日林業ITで学んだばかりです。
さっそく応用することで,使い方を
身に着けてもらいます。
赤白ポールを用いて,横断測量をしています。
最終的には,
平面図
縦断図
横断図
を作成します。
一連の作業を通しながら,
作業道の設計の実務を学んでいきます。
最後の図面の作成は,
なかなか手間がかかりますが,
作成を通して,縦断勾配の意味,ルートと工事費の関係などを
学んでいきます。