2013年9月23日月曜日

エネルギー(電気・ガス・石油)ゼロの椅子づくり講座へ!

毎年大人気の「グリーンウッドワークの椅子づくり講座」、今年も始まりました。
9月と10月の3連休、計6日間で写真のラダーバックチェアを作ります。しかも、丸太からすべて人力です。
今年で5回目を数える講座ですが、今年はひとつ大きな改良点があります。


それは、後脚を曲げ木するときの燃料に、削りくずを使うこと。
曲げ木をするには後脚の材料を40分ほど蒸さないといけないのですが、これまではカセットコンロを使っていました。ふと思いついて、燃焼効率の良いロケットストーブを使ってみたところ、充分な熱量が得られます。しかも削ったばかりの生木の削りくずでもよく燃えます!
そこで、ロケットストーブのすぐ脇に削り馬を置き、削っては投入、削っては投入。

 
ほら、よく燃えています!

カセットコンロと同じ40分の蒸し時間で曲げ木もまったく問題ありませんでした。


さあこれで、森林文化アカデミーの椅子づくり講座はほぼ電気・ガス・石油などのエネルギー使用ゼロになりました!再生可能な木を燃やすだけです。これだけ本格的な椅子づくり講座でまったく電気やガスや石油を使わないのは、日本でも始めてでは(と、勝手に思っています)。

あとは一番はじめに丸太を切る時のチェンソーをやめれば完了ですが、これも先日古道具屋で仕入れたこのノコギリを使えば人力化できます。(試してみたらよく切れました)

エネルギー使用ゼロの椅子づくり、楽しそうでしょう?
10月の後半戦の様子もまたご報告します。
やってみたい!という方、毎年9〜10月にやりますので早めに申し込んでくださいね〜。