農林高校の生徒さんたちが森林文化アカデミーを訪問して下さいました.
今日は加茂農林高校の2年生の方たちが、森林文化アカデミーを訪問して下さり、アカデミーの
概要説明や、地域の木造建築へのアカデミー貢献についての講義、スギ・ヒノキの製材体験、
針葉樹家具とカンナ掛け体験などを経験してくれました。
最初にテクニカルセンターで、JIRIからアカデミーの概要説明や実践を学ぶメリット、将来の就職
や進学などについて、そして奨学金や緑の青年給付金説明などをさせて頂きました。
続いて、木造建築の辻先生から、アカデミーの「美濃市道の駅 にわか茶屋」の建設貢献につい
て講義を受けました。
アカデミー卒業生が提唱した「ウッドマイレージ」の問題や、地域の木材を使うことによって、
二酸化炭素排出にどれほど貢献できるのか、などについてもお話しがありました。
続いて、富田先生による製材について体験実習。
演習林で伐採されたスギとヒノキの丸太について説明を受け、生徒さんが製材の様子を見学。
丸太を見ても樹種の判定がうまくいきませんが、製材となると益々難しそう。
同じ大きさに製材された角材だけど、製材したばかりの角材の重さはスギが重く、ヒノキが軽い。
しかし乾燥すると、スギの方が軽くなる。
つまり、スギは含水率が高い。水が多いんだんね。・・・などと富田先生が話しかけました。
続いて、ものづくりの和田先生から広葉樹家具や針葉樹家具について説明。
針葉樹を家具として利用する利点や特性など、実際にテーブルやスツールをさわったりして
体感してもらいました。
次はカンナ掛けです。
ヒノキ、ホオノキ、サクラ、コナラ材をカンナ掛けです。
みんなに見られて緊張気味ですが、それなりに削った気持ち良い体験をしました。
本日、森林文化アカデミーを訪問して下さった生徒さんによっては、大学に進学されたり、就職さ
れたり、森林文化アカデミーに入学されたりすることと思います。
今回の経験が、将来の森林・林業分野における担い手づくりにつながることを願っています。
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。