2014年5月20日火曜日

森林公共政策4-地球温暖化対策や木材研究・木工産業について学ぶ

岐阜県の地球温暖化対策と生活技術研究所の取り組みを学ぶ


 岐阜県の森林・林業行政関係について学ぶ「森林公共政策」の第4回目、今回は環境管理課
温暖化対策係の寺倉新一さんと、生活技術研究所試験研究部の長谷川良一さんに講義をして
頂きました。

 最初に寺倉さんから、地球温暖化の科学的知見、世界における地球温暖化対策、日本国内に
おける地球温暖化対策について学び、岐阜県の温暖化対策について学びました。

 温室効果ガスの排出量は2009年のリーマンショックを底値に、年々増加しており、特に家庭と
民生業務部門での増加が著しい。・・・そこで、私たちに出来ることは何か?・・・を学んだのです。



 続いて、長谷川さんから岐阜県における木材研究と木工産業、飛騨家具の特徴、曲げ木技術に
ついて講義を受けました。

 岐阜県は木製品・家具などの生産額が全国11位、家具や装備品出荷額は大阪、愛知に次いで
全国3位。
 テーブルやイスの出荷は24社で190億円と全国1位。こうした産業を補完する意味で生活技術
研究所がある。

 
 木製家具は資源立地型が基本、しかし木製家具の売れ行きは住宅着工数に比例し、今後を
考えると、伸び悩みとも予測される。
 
 今年スタートした『国産家具認定』、全国で34社認定のうち岐阜県では8社が認定されている。
 
 岐阜県は山毛欅(ブナ)材を蒸して曲げる「曲げ木」による椅子づくりが主体となって家具産業が
発達してきたことなどを学びました。
 
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。