エンジニア科の授業で、(雨の中、)間伐木の選木をしました。場所は演習林で、前に川尻さんの測樹の授業で調査したヒノキ林です。選木の結果は、杉本さんの伐採の授業に引き継ぎます。
多くの学生にとって、間伐木の選木は初めてです。なので、今回は間伐率とか保残木の配置、目標林型とかは考えさせず、とにかく、
「今後の何十年も育てていきたい、主役になる木を選べ」で黄色いテープ、
「その木の生育をじゃまする、取り除くべき木があればそれを選べ」でピンクのテープ2本、
「それ以外の部分で、いま伐っておいたほうが林が健全になると思う木があればそれも選べ」でピンクのテープ1本、
という選木をしました。選ぶ木に対する意識付けが、今回の選木の目的です。
学生は、ついつい「残す木」、「残す木」の連発です。その度に、「育てる木」、「育てたい木」と言えと声を上げます。
選木の結果は、次回以降、検討します。4班に分かれての作業でした。さて、他の班の人が、そして教員が納得できる選木ができているでしょうか。