明日に備えてチェンソーを整備せよ!
エンジニア科1年生とクリエーター科林業再生講座1年生が学ぶ「チェンソー・刈払い機操作
実習」、担当のJIRIです。
今日は一日中、あいにくの雨模様。しかしこんな時こそ、普段復習することのないチェンソー整備
をするため、整備や伐採のDVDを見て復習し、続いて整備実習しました。
林災防のDVDでチェンソーの整備やチェンソーの目立て、操作のDVDを見る。
この時に、各自がどのようなポイントが重要かをメモにとり、DVD終了後に各グループで
意見を出し合う。自分が気をつけなかったポイントを仲間から教えてもらうことで、理解が一層
深まります。
DVDで確認した整備ポイントを実践です。 目立てをするのに重要なのは「チェンソーの固定」、
丸ヤスリで目立てをしますが、ソーチェーンがフック型なら手元が下がりすぎ、バックスロープなら
手元が上がりすぎ、何がダメで、どのように修正するのかを理解する。
左右の上刃の大きさは同じか、角度は同じか?
目立てが終われば、試し切り。 確認は切断スピードと切断面の美しさ、鋸屑の大きさなど。
目立てをし直すポイントも探す。
使うチェンソーによっても切断面の美しさが違うのかを熱心に比較していた石塚さん。
こうした勉強熱心な姿が、明日の自分を育てるのです。
目立てに納得のいかない学生は、何度も目立てをして、切断試験をする。
円盤の美しさ、厚みの均一性、鋸屑が長くしっかりした形であること。確認しながら勉強する
ことは様々有ります。
うまく目立てしても、鋸屑の大きさに納得のいかない口田くんは、池戸先生に相談。
池戸先生も真剣に鋸刃を観察して、3ヶ所の修正ポイントを伝える。 学生の目立てがうまくない
のではなく、その上に上がるためには何をすべきかを、うまく指導されました。
これで、口田くんの目立て技術は一層上達するでしょう。
さぁ、明日は実験林でのヒノキ伐採です。 明日の山は伐採日和になりますように祈ります。
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。