化展」が開催されました。この展覧会は、視覚に障害を持った方が、触覚や
嗅覚、味覚など五感をフルに活用してさまざまなものを「味わう」という企
画です。震災の後ではありますが、被災地を元気づけるために、ということ
で、企画は実行されました。
主催の「視覚障害者生活情報センターぎふ」では、このあとスタッフの方が
被災地入りし、現地の情報を収集された上で、視覚障害者をはじめとする被
災者の支援が行われるそうです。
会場には円空仏を彫るコーナーや、薬用植物を知るコーナー、土器や石器を
触るコーナー、盲学校の生徒さんの作った陶器の作品を触るコーナーなど、
多くのブースが設けられ、視覚障害者の方々や、同行した方々で賑わいました。
森林文化アカデミーは、NPO法人グリーンウッドワーク協会と協同でブース
を出し、クロモジやタムシバ、クスノキなど、匂いに特徴のある樹木や、サ
ンショウ、コナラ、リョウブ、アラカシなどの樹皮の違いを手触りで体験し
ていただくコーナーを企画しました。
参加者の方は、触覚や嗅覚、時には材をたたき合わせながら音を出したりし
てそれぞれの樹木の特徴をつかんでいらっしゃいました。普段あまり樹木と
接する経験の無い方、昔里山で遊んだ経験をお持ちの方、色々な方に楽しん
でいただきました。
植物の名前を覚える時には、視覚だけでなく、触覚や嗅覚など、あらゆる五
感を総動員します。覚えたての頃など、かえって視覚に頼りすぎると、外形
の変異に惑わされて正解を外してしまうこともしばしばです。視覚障害者の
方と接していて、自然の認識には色々な感覚が必要なことを改めて実感しました。
ブースを訪れた方々の何人かは、グリーンウッドワーク協会の指導でお箸作
りを体験し、自ら削りだしたヤマザクラのお箸を持ち帰って行かれました。
みなさん森林文化アカデミーのファンになっていただいて、広報を担ってい
ただけるものと信じています。
訪れていただいた方、どうもありがとうございました。
今後とも森林文化アカデミーをよろしくお願いします。