『施業プランナー基礎研修』の3回目が開催されました。
まず最初に、テクニカルセンターで森林調査に関する事柄を一時間学びます。
次ぎに、森林文化アカデミーから集約化予定地の森林に移動して、周囲測量や林分調査を実施します。
ヒノキを主体とした人工林の周囲測量は牛方式ポケットコンパスにより、胸高直径は輪尺で毎木調査。
樹高と枝下高は超音波測定器(Vertex IV:バーテックス)で実施します。
研修参加者が4~5人、4班に分かれて調査開始。
一般的な造林検査では10m×10mの小さなプロットの検査ですが、今回は10m×10mと、樹高より少し長めの20m×20mのプロットをとり、
いかに小さなプロットでは誤差があるかを実感してもらいます。
そして、プロット内の立木を 1.残すべき立木と、2.間伐すべき立木、3.そのどちらか、に分けてもらいます。
20m四方のプロットには90本の立木がある班もありました。
選木にも緊張と、グループ内での意見の相違が続出。
現場では、グループごとに『どのような視点で間伐木を選木したか?』を発表し、同時に切り捨て間伐か利用間伐か。
その理由は何かを全員で共有します。
みな、様々な考えにうなづき!!
参加者全員、相当真剣に発表に聞き入る姿、研修をしていて嬉しい一時でした。
川尻秀樹