第10回「作業道等開設研修」が開催されました。
6月30日~7月1日にかけて、森林文化アカデミーなどを利用して森林・林業再生プランに向けた作業道開設の研修が実施されました。
岐阜県内の作業路開設は年々増加傾向にあり、平成17年度にはわずか年間50kmしか開設していませんでしたたが、5年後の平成22年度実績では200kmを超えています。
しかし、作業をを作って、山が逆に荒れてしまった事例も多く、研修の必要があるのです。
参加者の多くは、これまで林業行政とは間接的にしか接点のなかった工務店や建設業者も多く参加しました。作業道(路)を踏査・設計し、パワーショベルなどで開設するオペレーターのほか、先行伐採するひとも受講しています。そのわけは(?)は最後に。
現場研修では美濃市に開設された3級の作業道と2級の作業道です。
3級の作業道は木材を運搬するフォワーダー専用なので、山を荒らさなければ制限が低くなっており、路面勾配は作業車が走行できればよい。4WDの軽トラックなら通れます。
こちらは2級の作業道、こちらのカーブの最小回転半径は6m、勾配は14%以下で、小型の自動車が走行することを想定しています。
最後に、作業道にかかる法律などの講義です。この講習を受講すると、終了証書が渡されます。この講座を受講しないと、補助事業で作業道を開設する要件に該当しないのです。だから多くの方が参加していたんです。