網戸に木の枝の破片がひっかかってるのですが、なんかひっかかる。
早く帰らなくちゃ・・と、思いつつ、よくよく見てみると、蛾でした。
足がちゃんと生えています。しかし、木の枝の木目はもちろん、枝の
断面が折れて腐朽していくさままで、きっちりと真似ています。この
デティール感、もはや芸術的ですね。キバラモクメキリガというそうです。
枯れ枝に似ている個体が、似ていない個体よりも喰われにくく、より
多くの子孫を残すことができたため、このような形態が進化したと頭
ではわかっているつもりでも、やはり不思議でなりません。
個体ごとに木目が違ったりするのか、あたりの樹木によって木目が違
うのか、興味は尽きないですね。いやはや生き物の世界は奥が深いです。