今回はスギ・ヒノキ人工林の間伐体験です。
まずは準備運動から
過密状態にある人工林の劣勢木(競争に負けてしまったり、曲や傷のため、木材として価値の低い木)の選木作業から始めます。
木を選んだら、伐倒するための手順にしたがって準備をします。
はしごをかけて高い位置にロープをかけます。重心移動と伐倒方向への確実な誘導が目的です。
受け口切りにつづき、追い口切りをしています。
今回使用するのは手道具です。チェンソーは、特別安全教育に関する授業を受けなければ、体験でも使うことは許可されません。
午後は、成長した林を使って、利用間伐の体験です。
まずは選木した間伐木の材積を調べます。
胸高直径と樹高を計り、換算表により簡単に調べることが出来ます。
いよいよ伐倒作業の準備です。
午前中の練習が役に立ちます。
ロープを地上から上げます、「いよっ!」、なかなか高くまで上がりません。
安全な場所でロープを引くよう気を付けます。
ノコギリも長いものに持ち替えて、受け口切り、安全確認後、追い口切りと進み、無事に伐倒できました。
利用するために、玉切りをして、道路際まで人力で運びます。
強制労働みたいですが、結構楽しんでやっています。
次回はこの丸太を製材することになります。苦労して運び出した材からどれくらいの木材が採れるのでしょうか? 利用できるのはなん%?
そんな宿題も出されていました。
By 原島