建築後にできた土壌むき出しの急斜面の対処から開始。
日本の里山管理でよく使われる技術「しがらみ」を使って対応することにしました。
まずは、原始的なホースと水を使った「水盛り管」による水平出しからスタート。
特別な道具がなくても、ちゃんとできるんですよね。学生達は感心してました。
杭を打ったら潅木を縫い合わせて完成。ここに落ち葉や土壌がたまっていき、やがて
土ができて草が生え(もしくは作物を植えて)土壌流出を止めようというものです。
最後に、スパイラルガーデンづくりにとりかかります。スパイラルガーデンとは、
パーマカルチャーの技術の中でもシンボリックなものです。
このようにらせん状の小山をつくると山の上下と東西南北で異なる条件、たとえば
日射量、風向き、水はけの異なる多様な環境が作り出されるのです。
パーマカルチャーではこれを小気候(マイクロ・クライメイト)と呼びますが、
これを利用して生育環境の異なる植物を「適材適所」に育てるというわけです。
早速作り始めようとなりましたが、時計を見るとすでに16時近いではないですか!
薄暗くなるまで作業を進めましたが、安全のことも考え途中で作業終了。
そこで、11月15日(火)にもう一度先生をお招きして(なんとボランティアで!)仕上げようと
いうことになりました。。お楽しみに。(設楽先生本当にありがとう)
さて、そんなこんなでブログアップが遅れている間に、先日段々畑を見に行くと
なんと!小麦、大根、絹さやの芽が出てきているじゃありませんか!
よかったら皆さんもその後の成長を見に「あらかしのだんだん」の隣に
行ってみてください。
最後になりましたが、ナバがこのパーマカルチャーという横文字の技術を
このアカデミーの授業として導入したわけが分かりますか?
わかった方は是非ナバに確認しに来てください。
ちなみに1日目の夜に合流した建築病理学の受講生の中には
一発で当てた人がいました。
ではでは長文失礼しました。
��環境教育 インタープリテーション研究会 講師 萩原裕作)