本日、10:30AMに森林文化アカデミーマルチメディア実習棟の共同測定室から出火したことを想定した火災訓練(消防訓練)が実施されました。
もちろん授業中に、全員が避難、初期消火にあたる訓練をしました。
出火元の共同測定室では2年生の松井君が負傷者として、それを菊地先生が発見、救助して、各教員が防火戸担当、初期消火担当、避難誘導担当に分かれて訓練を実施しました。
避難経路は事前に指示されていましたが、みな様々なルートで本部に集合します。私たちは待機する消防車の間を通って避難しました。
本部では人数確認しやすいように、誰ともなく整列して、避難誘導担当が人数確認報告、初期消火担当が状況報告しました。
その後、本部での指示伝達、状況把握を経て、美濃消防署の方から講評を頂きました。
続いて、消火器の取り扱い訓練です。取り扱い方法を消防隊員の方から指導を受け、実際に5名の人が消火訓練放水をしました。
こんどは場所を学生ホールに移して、心肺蘇生法(CPR)と除細動(AED)使用を学びました。
今回の救急対応の講習は最新版です。講習内容は「2010G」というもので、本来は2月1日からの本格指導内容を、少し早めに指導して頂きました。
学生代表でエンジニア科の牧ヶ野君、クリエーター科の岩井さんが実践練習。
最初に「心肺蘇生法(CPR)」です。ここではこれまでの手順と大きく変わりました。もしも倒れている人を発見したら、
��.自分の安全確認と感染対策確認をする。
��.被験者に呼びかける。
��.119番通報とAED手配を誰かに頼む。(以前のものでは子どもに対し、まず心肺蘇生を実施してから、通報となっていました)
��.呼吸があるかどうか10秒以内で観察する。
��.胸の真ん中を「胸骨圧迫」する。以前は鳩尾( きゅうび、みぞおち)の上、指三本分の所となっていましたが、胸の真ん中に変更されました。圧迫速度は100回/分ですから大変です。
��.胸骨圧迫を30回実施したら、気道確保し、鼻をつまんで人工呼吸を2回(無理にする必要はありません。むしろ胸骨圧迫の継続が重要です)
この繰り返し。
除細動(AED)
上記の操作に加えて、除細動機(AED)が到着したら、そのまま胸骨圧迫を続けながら、もう一人の人がAED電源を入れることが重要。一人の場合は、胸骨圧迫を中断してAED電源を入れます。
AEDの粘着パッドを貼り付ける際には、汗やペースメーカー、貼り薬に注意する。あとはAED本体が音声で誘導してくれるので、それに従って対応する。
体験は他の学生や教員も実施、合計6名が実際に体験しました。
��月からは森林文化アカデミーにもAEDが配備されるそうです。使う必要がないことを祈るばかりですが、このキャンパス以外で人命を救命する上でも重要な研修でした。
中濃地域の消防の皆さん、特に美濃消防署のみなさん有り難うございました。