本日は、計画対象地であるアカデミー演習林の路網についての検討です。最初に、杉本先生による路網と森林作業道に関する復習の講義がありました。
次いで、地形図に路線を入れていく机上作業です。まずは、等高線の間隔などから、急傾斜地などの道の開設に適さない場所に色を塗っていきます。次いで、どのような作業システムで集材・運材するかを考え、適切な道の規格について検討します。川尻先生も加わり、様々な視点から検討を加えていきます。
それを受けて、学生が各自で、地図上に路線を計画してみます。
午後からは、計画した路線が適切かどうかの現地検討です。
ハンドレベルを使って、設定した勾配で線型をぼっていきます。
途中、大きな岩にぶつかったり、緩やかだと思った尾根が馬の背だったり、思いのほか急斜面であったりと、地図で読み取れる情報と現場とのギャップを目の当たりにしました。
計画した路線の開設が不可能だと思われるつど、改善策を検討します。
残念ながら、どの路網計画も、そのまま使えるものではありませんでした。
最終的には日没コールドで、路網計画のし直しは宿題となりました。道の規格を含め、よい案が出てくるでしょうか。次回のお楽しみです。
by 横井秀一