本日のエンジニア科の実習,林木育種・育苗ではヒノキの種まきを行いました。まずは土をふるいで細かくします。ダマになっている土を手で砕き,石や植物の根をよけながら,丁寧に作ります。
続いて丸太で土を軽く押し固め,隙間を小さくします。隙間が大きいと発芽後に根が乾燥したり,水が下から上がってきにくくなってしまいます。強すぎず,かつ弱すぎず,そして段差ができないように丁寧に蒔き床を作りました。
数日前から水に浸してあったヒノキの種を床に均一に広げた後,再度ふるいで細かい土をかけていきます。ヒノキの種子は小さいので,かけすぎてしまうと子葉が出てこられなくなるので注意。
最後に乾燥防止用の稲藁を敷いて,風でとばないようにひもと杭で抑えて,水をまけば完了です。エンジニア科では,毎日交代で水やり当番を回しています。今日蒔いた種はいつ発芽してくるのか? 水やりの際に観察していきましょう。