さぁ、連休が明け、ついにクリエーター科の1年生はそれぞれ専門の講座に分属しました。
昨日は、それぞれの講座で歓迎会が行われましたが、
最終的に2次会は合同で学生同士で盛り上がったそうです。
そんな楽しい夜を過ごしたものづくり講座の学生も、今日からさっそく実技の授業です。
木工の最初の試練、それは手工具の仕込みです。
勝ったままでは使えない道具たち。
しっかり使える状態にしてあげることで、その道具の本来の機能を引き出すことができます。
それは、刃物を研ぐだけではなく、ノミの柄の部分の調整(冠の仕込み)であったり、
カンナの台の調整であったり。
ノミやカンナをはじめとする道具は、何かしらの理由があって、今の形になっています。
うんちくと言ってしまえばそれまでですが、なぜその形をしているのかを理解することは、
その道具の仕組みや働きを理解することにつながります。
そういう小ネタを交えながら、さっそく今日はノミの仕込み、研ぎを行いました。
その中でも「研ぐ」という作業は1日でできるものでもありません。
手の感覚、指先の感覚、体のリズム、音の聞き分け、直線や直角などを見る目の力など
研ぎ澄まされた感覚を要します。
なぜかうまくできてしまった人も、何度やっても思い通りにならない人も、
とにかく継続してやりつづけることで道具のことがわかってきます。
今、肩を並べて研ぎに向かう彼らが、
半年後も1年後も、2年後も、同じように切磋琢磨していてほしいと切に思います。
今日始まったばかりの木工の道。
努力すれば必ず報われる世界だと信じています。
さぁ、やりましょう!