2013年5月2日木曜日
長良川で初体験!これも授業なんです!? 「アウトドアチームビルディング 2日目」
アウトドアチームビルディング2日目の今日は、岐阜県が誇る清流、長良川が教室です。
森林文化アカデミーで勉強していて、すぐとなりに流れている長良川 の洗礼を受けていない
なんてありえません。
しかも「山は海の恋人、川は仲人」 と言われてるじゃないですか。 森と深いつながりのある川を理屈ではなく、しっかりと体感しないとはじまりません。
ということで、今日は、チームビルディングをしながらのラフティングを実施しました。
その名も「P.A.ラフティング」
もともと、チームビルディングのためのプログラムとしてアメリカから日本に入ってきた
P.A.(プロジェクト・アドベンチャー)の発想と、
ラフティングとを合体させた、日本でもここでしか行われていない(たぶん)プログラムです。
地元でアウトドア体験の提供を長年続け、指導者育成や、川の安全講習等も積極的にされているODSSの北川さんの協力を得て、昨年からアカデミーの授業として始めました。
地図と指令カードを持ってラフティングで川を下りながら、それぞれのポイントを探し出し(陸上だったり、川を歩いて登ったところだったり、岩のうえだったり。。。)
そのポイントの指令をクリアしていきます。
指令の中には、川の中でのサーフィンや、岩の上から全員が飛び込むとか、全員が川に飛び込んで流されるとかいった指令も入っています。
今回は、参加者のほぼ全員がラフティング初体験。
朝の集合時は、初めての挑戦に皆さんとっても緊張していましたが、チームで協力しながら川を下っているうちに、だんだん笑顔が見えはじめ、最後、川に飛び込んで流される頃には、流されながら青い空を見上げ
皆さんいい顔してました。
大自然のもつ力は、どんな教師や教室にも勝りますね。
昨日の室内や課題を与えられてのチームビルディングも濃い中身でしたが、今日は、川の流れという「自然」が相手であること、力とタイミングを合わせて漕げば 前に進むというわかりやすさ、そしてどんどん流されてしまう前に、地図を読み、ポイントを探し、どこに上陸するかを決断するというプロセスを経て、皆さん本当に大きくなったような気がします。
最後のふりかえりでは、2日間で学んだこと、気付いたことを一言で表してもらいました。以下そこで出てきた言葉をいくつか紹介します。
「和(なごやか、つながる)」
「相思相愛(こちらがいっしょうけんめいやれば相手もこたえてくれる)」
「一(みながひとつになった)」
「団結(つよいつながりができた)」
「楽(楽しい、でも楽をしてたら楽しめない。一生懸命に楽しめた)」
などなど。。
チャレンジしたからこそ見えた
新たな自分、
仲間たちとのつながり、
清流長良川、
そして
それを育む美しい森、
素敵なものは皆さんのすぐ近く、時には自分自身の中にあります。
今日の体験をしっかりと脳裏、いや身体に焼き付けて
これからの2年間、がんばってください。
ODSSのスタッフの皆さん、
本当にありがとうございました。
自然体験活動指導者・インタープリター養成コース
なんちゃって講師
萩原ナバ裕作