2014年8月21日木曜日

伐木造材作業のための特別教育(前半戦)

チェンソー作業のための特別教育(前半)


 JIRIです。今日はチェンソー作業のための伐木造材作業の特別教育です。

 本日のメイン講師は杉本先生、それを原島先生と津田先生、JIRIがサポートします。

 講義はチェンソーの構造、安全な取り扱いに始まり、点検時の注意点、毎日の点検、毎週の点検
毎月の点検と項目毎に学びます。



 チェンソーで用いる刃は「ソーチェン」といいます。それを外して、右カッター、左カッター、ドライブ
リンク、タイストラップ、リベットを確認します。

 カッター部については、上刃目立て角(30度)、横刃目立て角(85度)、上刃切削角(60度)を
しっかり確認します。


 杉本先生の指導のもと学生も自分たちのチェンソーを分解して、細部を整備して行きます。
カッター部はよく見ると、左右がアンバランスに目立てされたものも見られました。

 ドライブリンクのどこが当たるとキックバックするのかも、検証して行きます。


 ソーチェンが走行するガイドバー(案内板)にキズがないか、バリが出ていないか、反りは無いか
真剣に確認します。

 スプロケットノーズバーでは先端のスプロケットもグリースアップしました。

 左右の高さの違いや、全体のひずみもしっかり確認することが、安全作業に結びつきます。



 ソーチェンの装着では、星形スプロケットは簡単ですが、リム式は少し手こずりました。

 またチェンの張り具合の調整も微妙な感覚が必要で、初心者には少し難しい。


 次は目立てです。

 多くの学生の刃は「4.0mm丸ヤスリ」でOKでしたが、一部のソーチェンは4.8mmの丸ヤスリ対応
でした。

 丸ヤスリの径の1/5が上刃から出るように目立てをし、切削角度35度をキープします。


 最後に、混合油の作り方の実習です。

 今回は50:1のオイルを混合させます。最初にオイルを測り取って、次に生ガソリンを測り
とって混合します。必ず使用直前に、予定使用量を作成します。


 さて、次回後半戦は来週です。今日のことを忘れぬよう、復習して来週の実習に備えて下さい。

 以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。