遠くから見ても目立つ木はあります。長良川沿いの道路から山を振り返る
と、常緑樹と落葉樹の入り交じった山に、赤とオレンジの木がポツンポツ
ンと生えています(写真黄色矢印)。
学生には「あれはタマミズキといってね、赤い実をつけるのでこの時期よく
目立つ・・」と説明するところですが、よく見ると何やらオレンジ色の木も
あります。これはタマミズキではないのか、なんなのだ・・と思い、確かめ
てみることにしました。
急斜面を滑り落ちて日頃の運動不足を呪いながら、えっちらおっちら登って
いくと、雪のまだ残る地面に枝ごと実が落ちてました。雪と風にやられたよ
うです。それを見ると、赤もオレンジも両方タマミズキだったようです。
写真左が普通のタマミズキ、右が遠くから見えていたオレンジ色の正体、つ
まり黄色っぽい色の実をつけたタマミズキでした。
斜面を見上げてみると、岩にへばりつくようにして生えているタマミズキが
何本か目に入りました。どうやら谷の真ん中はチャートの岩が崩れてきて表
層の地面が不安定なので(私は礫でこけまくりました)、定着できないよう
です。岩盤と土の境目あたりなら、安心して大きくなることができるのでは
ないでしょうか。
今の季節、そこかしこにタマミズキが見られますが、遠くから見て生育地と
地形に注目してみると、面白そうです。