2012年2月8日水曜日

ヒノキ人工林のかかり木処理-「森づくり実習」 エンジニア科

エンジニア科1年生の「森づくり実習」で、

ヒノキ人工林における「かかり木処理」を実習してきました。

現場は関市洞戸のヒノキ人工林、ここでヒノキが「かかり木」するように伐倒し、その処理方法を実践しました。

事前に林災防の「かかり木処理」のDVDなどを利用して、簡単な室内講義を受けた後に現場に向かいました。
まだ雪の残る空き地で準備体操です。これを充分実施して体をほぐします。

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伐採は理想の伐倒方向ではなく、わざわざ「かかり木」する方向を選び、周辺の安全や上方の安全確認、伐倒方向の確認、待避ルートの確認を行ってからチェンソーで実施しました。

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3人一組のグループに分かれましたが、グループによっては伐採前にロープを掛けて、倒れる方向の誘導を実施しました。

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「かかり木」処理は様々な方法があり、今回はチルホールによる牽引方法やフェリングレバー、ターニングストラップ、ロープと滑車を利用した方法などを実践しました。
伐採した立木の胸高直径が20cm未満程度で、容易に外すことが予測される場合は、木回し、フェリングレバー、ターニングストラップ、ロープ等を使って、樹幹を回したり、元口を回したりして外します。


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最後に玉切り、枝払いして、林内を整理して終了です。

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エンジニア科のみんな、寒い中ご苦労さん。あとは期末試験を残すのみですね。

以上、ジリこと川尻からの実習報告でした。