ヒノキ人工林における「かかり木処理」を実習してきました。
現場は関市洞戸のヒノキ人工林、ここでヒノキが「かかり木」するように伐倒し、その処理方法を実践しました。
事前に林災防の「かかり木処理」のDVDなどを利用して、簡単な室内講義を受けた後に現場に向かいました。
まだ雪の残る空き地で準備体操です。これを充分実施して体をほぐします。
伐採は理想の伐倒方向ではなく、わざわざ「かかり木」する方向を選び、周辺の安全や上方の安全確認、伐倒方向の確認、待避ルートの確認を行ってからチェンソーで実施しました。
3人一組のグループに分かれましたが、グループによっては伐採前にロープを掛けて、倒れる方向の誘導を実施しました。
「かかり木」処理は様々な方法があり、今回はチルホールによる牽引方法やフェリングレバー、ターニングストラップ、ロープと滑車を利用した方法などを実践しました。
伐採した立木の胸高直径が20cm未満程度で、容易に外すことが予測される場合は、木回し、フェリングレバー、ターニングストラップ、ロープ等を使って、樹幹を回したり、元口を回したりして外します。
最後に玉切り、枝払いして、林内を整理して終了です。
エンジニア科のみんな、寒い中ご苦労さん。あとは期末試験を残すのみですね。
以上、ジリこと川尻からの実習報告でした。