国の「森林・林業再生プラン」でも目玉となっている「施業プランナー」
平成23年5月20日~平成24年2月29日まで、合計16回+自主研修が実施された岐阜県の「施業プランナー養成基礎研修」が終了しました。
18名の研修生のみなさま、“ご苦労様でした。”
研修内容は(1)提案型施業、(2)プレゼン点ーション、(3)所有者への説明方法、(4)森林の境界明確化、(5)現況調査の方法、(6)目標林型と選木方法、(7)パソコンによる林分予測(シルブの森利用)、(8)林内路網線形踏査、(9)路網管理におけるGPS利用、(10)経営計画手法、(11)生産管理・工程管理方法、(12)効果的な販売方法、(13)進捗管理とコスト、(14)補助金の算定方法、(15)効率的な組織運営、(16)安全管理、(17)事業計画発表、(18)実績発表など、まだ書ききれないほど多岐にわたっています。
今回は最終発表会です。自分たちが約9ヶ月間に事業計画して、どのような施業集約化、路網整備、伐採計画などを立てることができたのかを発表しました。
一事例を紹介すると、林業に参入したばかりの建設業協会と森林組合による林建協同事業体では、集約化、計画づくり、利用間伐、木材搬出、丸太仕分けなどの実施などの報告がありました。
山では中間土場を設定して、そこに県森林組合連合会の方に来てもらって、丸太の仕分け指導を受けながら、木材が少しでも高く売れて森林所有者に返還できるような努力もしていました。
凍裂木(凍み割れ)はパルプ材に仕分けして、出荷したことで市場での平均単価下落を防いだ。
仕分けした木材の販売はこのようになったようです。
こうした目に見える、つまり「見える化」が林業の現場ではなされていなかったし、森林所有者の立場に立って木材を販売する視点もプランナーならではです。
次回は、この続きを報告します。
とにかく18人の研修生の皆様、そしてご講義(厚誼)と実習指導して下さいました多くの先生方に、深く感謝致します。有り難うございました。
報告、ジリこと川尻秀樹でした。