2012年9月10日月曜日

新しい木造建築のかたち(その3)


日本で木造建築に携わっている方は、一度は御覧になられたことのある建物かと思います。
(まだ御覧でない方は、1度足を運ばれるといいと思います。)

熊野古道センターです。重ね透かし梁、重ね梁、合わせ柱などの手法を利用している建物です。



外観


ヒノキで作ったカヌーもありました。しかし試乗はできませんでした。
岐阜でも岐阜県産材を利用して船を造っているところがあったかと思いますが・・・、忘れました。

ヒノキのカヌー

熊野古道センターを構造設計なさった構造設計事務所の方は、構造設計する際のディテールを決めるために、森林文化アカデミー 木材開放試験室で、数多くの重ね梁の試験などをしてくださっています。

森林文化アカデミーでの構造試験の結果が、そのままではないにしてもアレンジされて実物件での構造設計用のデータにも利用されていることは非常に嬉しい限りです。

木質構造研究者冥利に尽きますね。