2013年5月18日土曜日
ヘビでスイバな一日 フィールドワークで養う自然を見るための視点
インタープリターとして必要な要素のひとつに、自然を見る視点の引き出しの多さがあります。
アカデミーでは、定期的にフィールドワークという授業をもうけて、周辺の身近な自然を舞台にミクロに見たり、マクロに見たり、あるいは予測しながら見たりする、そういった自然を見る力を養うことを目的とした授業を実施しています。
本日もアカデミー周辺を歩きながらそんな授業が展開されました。
マクロな視点の例としては、自然環境や植生とそこに暮らす野鳥や虫との関係を意識しながらのフィールドワークです。
日本の野鳥図鑑ではあまり馴染みがありませんが、海外の野鳥図鑑には、必ず自然環境や植生と野鳥との関係を説明するページがあります。そこで、今回は普段フィールドワークの現場
となっているコース沿いの自然環境をマクロな視点で見て歩きました。
また、ミクロな視点の例としては、普段ついつい通り過ごしてしまいそうな要素、例えば、スイバの花(雄株と雌株の存在とそれぞれの花の美しさ)をルーペを使いながら
しっかりと見ていくようなことにあります。
そして予測しながら見ていくという点では、
「ここは、あるいはそろそろ○○がありそうだよな~」という感覚あるいは勘をもとに○○を見つけるという視点にもつながります。
本日も、そんな「勘」をもとに、本日は2匹のヘビを発見。
皆で見つけたヘビをじっくりと観察させてもらいました。
こんなフィールドワークが毎日のようにできるアカデミーは、本当に恵まれた環境にあるよなぁとしみじみ思う今日この頃でした。
自然体験活動指導者・インタープリター養成コース
なんちゃって先生
萩原ナバ裕作