2013年5月7日火曜日

林地を測る 第二回 エンジニア科1年生がコンパス測量に挑戦!

エンジニア科1年生がコンパス測量に挑戦!



 エンジニア科1年生の「林地を測る」 第二回、今回は教室で基本講義と、測量の理屈を少し
受講したら、いきなり校舎の周りを測量体験です。


 最初に、閉合誤差(閉合差・閉合比)について、全員で確認。高低角読み取りの理由、磁北偏差
はどれほどか。などなど、再確認です。




 そして、4つのグループに分かれて測量です。測量の前に、情報処理室に入って、測量予定の
校舎周囲は総延長距離がどれほどで、面積がどれくらいになるのかを、岐阜県統合型GISを利用
して予測しました。


 コンピュータ上では、総延長約500m、面積約10,000m2であることが分かりました。

 さて、今日は牛型式ポケットコンパスによる測量の初日です。

 水準器の合わせ方、距離の見方、確認して、いよいよ本番。


 前回、胸ポケットなどに携帯電話やスマートフォンを入れたまま測量していけないことを何度も
学びましたが、果たして結果はどうでしょう。

 コンパスを覗く人は自分のことだけ、記入する人は記入と図化のみ、ポールマンは自分中心の
設定ではうまくいきません。

 お互いに声を掛け合って実施すべきなのに、うまく連携がとれていません。

   「みんな、自分たちで考えて、気づかねば!」   ・・・・・大丈夫ですか?




 測量データを見ると、高低角の合計がマイナス16度とか、マイナス9度のグループもあり、エク
セルの計算式に当てはめると、なんととんでもいなく悪い精度!

 このブログで、すばらし計算結果画面を掲載予定でしたが、それは次回に持ち越し。

 さて、精度が悪かった原因は何か?

  1.方位角の逆読みか(事前に何度も確認したのですが?)
  2.携帯電話やスマートフォンか?
  3.針を固定したまま読み上げたか(これも事前に何度もいいました!)
  4.水準器をうまく操作できなかったか?
  5.野帳マンが単にデータの記入だけでなく、図化しながら異変に早く気づけば!

 多くの問題がありますね!

 次回も頑張りましょう。  以上報告、ジリこと川尻秀樹でした。