エンジニア科1年生がコンパス測量に挑戦!
エンジニア科1年生の「林地を測る」 第二回、今回は教室で基本講義と、測量の理屈を少し
受講したら、いきなり校舎の周りを測量体験です。
最初に、閉合誤差(閉合差・閉合比)について、全員で確認。高低角読み取りの理由、磁北偏差
はどれほどか。などなど、再確認です。
そして、4つのグループに分かれて測量です。測量の前に、情報処理室に入って、測量予定の
校舎周囲は総延長距離がどれほどで、面積がどれくらいになるのかを、岐阜県統合型GISを利用
して予測しました。
コンピュータ上では、総延長約500m、面積約10,000m2であることが分かりました。
さて、今日は牛型式ポケットコンパスによる測量の初日です。
水準器の合わせ方、距離の見方、確認して、いよいよ本番。
前回、胸ポケットなどに携帯電話やスマートフォンを入れたまま測量していけないことを何度も
学びましたが、果たして結果はどうでしょう。
コンパスを覗く人は自分のことだけ、記入する人は記入と図化のみ、ポールマンは自分中心の
設定ではうまくいきません。
お互いに声を掛け合って実施すべきなのに、うまく連携がとれていません。
「みんな、自分たちで考えて、気づかねば!」 ・・・・・大丈夫ですか?
測量データを見ると、高低角の合計がマイナス16度とか、マイナス9度のグループもあり、エク
セルの計算式に当てはめると、なんととんでもいなく悪い精度!
このブログで、すばらし計算結果画面を掲載予定でしたが、それは次回に持ち越し。
さて、精度が悪かった原因は何か?
1.方位角の逆読みか(事前に何度も確認したのですが?)
2.携帯電話やスマートフォンか?
3.針を固定したまま読み上げたか(これも事前に何度もいいました!)
4.水準器をうまく操作できなかったか?
5.野帳マンが単にデータの記入だけでなく、図化しながら異変に早く気づけば!
多くの問題がありますね!
次回も頑張りましょう。 以上報告、ジリこと川尻秀樹でした。