スイングヤーダで集材作業の実習です。
ほぼ4日間に渡って,エンジニア科,クリエータ科の林業再生講座の
学生たちで, 伐採木の集材を行いました。
スイングヤーダとは,伐採した木を2つのワイヤドラムで道まで
引き寄せる高性能林業機械です。
現場は道から近い場所のため,
本来であればスイングヤーダを使用しなくてもよいですが,
練習を兼ねて,集材の実習を行いました。
今回はレンタル機で(株)ヨシカワ様にお世話になりました。
スイングヤーダは,ワイヤの管理が難しいため
レンタルをしていなかったのですが,今年から準備することになったそうです。
0.45サイズ(12tクラス)の重機にイワフジ社製の
スイングヤーダ専用ドラムをつけています。
架線の張り方はランニングスカイライン方式で,
地引き集材に比べて,架線を高く張り上げられるため,
障害物を避けやすいことが特徴です。
運転席で真剣なまなざしで操作しています。
荷掛け1人,荷降ろし1人の計2人で作業することが多いですが,
基本的に操作は荷降ろしする人が主導して行います。
集材してきた立木は,造材して製材所までトラックで搬送しました。
これが今回,伐採した丸太です。
来年度の自力建設で使用します。
今回は,伐採木のすべての直径を計測したので,
材積や歩留まりが分かります。
これから,この山からどれだけの建築物が作れるのか,
一連の流れを学ぶことになります。