2014年10月29日水曜日

森を測り、込み具合を知る

相対幹距比、胸高断面積合計、収量比数、樹冠粗密度を調る


 エンジニア科1年生の「森を測る技術」実習。
今日は演習林とパソコンのある情報処理室の往復です。

 前回、測量と林分調査したデータをコンピュータ入力です。胸高直径、樹高、枝下高を入力し、
形状比」や「胸高断面積合計」を計算させます。


 胸高直径と樹高から「立木幹材積表」をもとに、全立木の幹材積を読み取ります。
4つのグループは各々約80本程度の立木があるので、それら全てを材積読み取りします。


 最終的には林分の込み具合の指標となる「相対幹距比(Sr)」、「胸高断面積合計」、「収量比数」
を調べました。
 これらの指標は、若齢林分の下層間伐に適したもの、比較的老齢林に適応するもの、特別な
手法を使わなくても直径と樹高を測れば、様々に適応するものなどがありますので、指標の
特徴も勉強しました。

 
 最後にデータを演習林に持って行って、「樹冠粗密度」も見てみました。今回の林分は込んで
いるので、次の「森づくりの応用」で間伐木を選木し、その次ぎの「木材の伐採と搬出」で伐採
する予定です。