この講座では、ボードゲーム型のビジネスゲームを使って、
機械を買ったり、モノを仕入れたり、人を雇ったり、
各自の意思決定が会社の経営や市場にどのような影響を与えるのかを
疑似体験することができます。
講師には、株式会社PSサポートの村田先生をお招きしました。
以下の基本ルールをもとに、ボードゲームを進めていきます。
① チャレンジする
ただゲームに参加するのではなく、積極的に仕掛けて経営や市場の反応を見てみましょう!
② 交流する
もくもくとゲームをするのではなく、お互い交流しながら経営のコツなどを共有しましょう!
③ 時間を意識する
悩んでいても始まりません。迅速な意思決定が必要です!
4人ずつが1セットになり、ボードゲームを行います。各セットが一つの市場です。
モノを買ったり、生産したり、売ったり、カードを引くたびに意思決定をします。
とてもゲーム自体は簡単なようですが、
経営の要点を習得できるようになっています。
ゲーム中に出たコメントとしては、
・ 機械や人の数のバランスが合わないと、ぜんぜん利益が上がらない!
・ 誰か市場を開拓しないと、全然ものが売れていかないぞ!
などなど、とても白熱し10:00~16:00まで5期分の決算を
昼休み以外の休みをとることなく、ずっとゲームをしていました…
結果は、こんな状況です。
資本金は300円スタートでしたが、600円まで業績を伸ばした人、
あるいは、最終的に100円を切ったしまった人、
いろいろなパターンの業績推移になりました。
最後に今日一日学んだことを振り返り、
それぞれ共有しました。
一日振り返った際の参加者コメントです。
◆ お金を回すことだけではなく、周りの市場と自分との位置づけを感じながら、動くことが大切
(周りの市場が活性化しないと、自分も回らない!)
◆ 広告宣伝や研究開発などのソフト事業も売上げを伸ばすために大切
(付加価値を付けるためには、ソフトが大事!)
◆ キャッシュフローを考えながら、設備投資、人員配置を考えることが大切
(タイミングを間違えると、機械貧乏に!)
◆ トラブルのタイミングや売れるタイミングは運であり、運を掴むための考えや準備が大切
(売れるタイミングで、生産できる体制になっているか!?)
◆ 市場の規模と自分の力量を考えることが大切
(市場が活性化していないのに、大型設備を持っていても…)
などなど、ゲームを通して経営に関する要点が体験することが出来ました。
これらの要点は、経営の基本的な肝になるわけですが、なかなか実行できている
会社は少ないようです。
今日一日ゲームを通して学んだことを、実践でも実行できるといいですね!